2022年9月の発売以来、MetaQuest2と並ぶスタンドアロンVRゴーグルとしてのポジションを獲得したPico4。
Pico4が4K画質と使い勝手の良さ、手頃な価格というハード面を売りにする一方で、Quest2は独占タイトルも含めたコンテンツストアの豊富さという強みがあります。
そんな中、Pico4でもコンテンツの充実っぷりがQuest2に肉薄してきているというニュースが飛び込んできました。
Quest2の人気タイトルの75%がPico4でも利用可能に
米テック系メディアRoad to VRはたびたびQuestストアとPicoストアのコンテンツを比較分析しています。
今年5月に配信された記事では、Questストアの最も評価の高い20個のアプリと評価数上位20タイトルの多くがPicoストアでも配信されていることが明らかにされました。
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最新の調査では、これらに加えて
・The Last Clockwinder(高評価上位タイトル)
・Vacation Simulator(評価数上位タイトル)
の2作品がPicoストアに追加されていることが明らかになっています。
このことにより、Questストアの高評価上位20タイトルのうち75%、評価数上位20タイトルのうち55%がPico4でも利用可能になりました。
カギを握るのはアメリカか
スタンドアロンVR市場は引き続き成長しており、それに伴い、品質の高いコンテンツに対するプラットフォーム競争がますます激化しているところです。
Pico4はまだアメリカで発売していませんが、アメリカは顧客と開発者の両方にとって重要なVR市場です。
アメリカ市場が動かない限り、VR開発者はPicoストアにアプリを提供する動機が少なくなります。
しかし、Pico4がついにアメリカで発売されれば、より多くのトップVRコンテンツがストアに参入するための後押しが得られるかもしれません。
まとめ
MetaQuest2を猛追するPico4ですが、これからの戦いは高品質なコンテンツへの需要に応えることが中心となります。
PicoはコンテンツプラットフォームにトップクラスのVRコンテンツを取り入れることで地位を着実に築いています。
その意味で、Picoストアのコンテンツ数の増加は、プラットフォーム競争の真っただ中で良い仕事をしているといえそうです。
とはいえ、Quest 2は、まだかなりの数のアプリといくつかの独占タイトル(例えばBeat Saberなど)を提供しており、牙城を崩すにはさらなる努力が必要といえます。
参考:Road to VR
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