2023年6月22日、Meta Questシリーズのソフトウェアアップデートが提供開始されたことが明らかになりました。
このv55アップデートでは、Meta Quest 2とMeta Quest Proのパフォーマンスの向上、Meta Questブラウザーのマルチタッチ対応などが含まれています。
QuestシリーズのCPU・GPUの性能が向上
今回のアップデートの目玉とも言えるQuest2とQuest ProのCPUとGPUのパフォーマンス向上は、Quest3の発表の際に予告されていたものです。
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話題になっていたデバイスの性能アップに関するアップデートがいよいよ提供開始されることになりました。
具体的には、Quest2 Quest ProともにCPUのパフォーマンスが最大26%向上し、GPUの処理スピードに関しては、Quest 2で最大19%、Quest Proで最大11%向上するとのことです。
Meta社はこのアップデートについて、以下のようにコメントしています。
開発者がこれらのパフォーマンスアップを活用することで、両方のVRゴーグルでよりスムーズなゲームプレイ、より反応の良いUI、よりリッチなコンテンツが実現することを期待しています。
さらに、Quest 2とQuest Proの両方で、PCゲームなどで採用されている動的解像度スケーリングという機能も追加されました。
これにより、ゲームやアプリケーションはフレームを落とすことなく、グラフィックを美しく表現することが可能です。
その他の新機能追加
v55アップデートではこのほかにも様々な機能が追加されています。
MessengerのVRアプリが登場
中でも目立つのは、MessengerのVRアプリが登場したことです。
モバイル版やウェブ版のMessengerアプリのように、独立した一つのVRアプリとして機能をフルに利用することができるようになります。
このMessengerアプリでは、多様なアバターを選ぶことができ、服やアクセサリー、ヘアスタイルをカスタマイズして、より自分らしさを表現できるのが特徴です。
音声で大切な人たちと話したり、自分自身に合わせたアバターで自身を表現することができます。
「発見」メニューがリニューアル
Questホーム画面でおすすめのゲーム・アプリやコンテンツを表示する「発見」メニューでは、VRでのエンターテインメントやつながりを1箇所で提供できるようになりました。
短尺動画やメディアコンテンツなどが集まり、新しいアバターの服装で自身を表現したり、お気に入りの番組や映画を楽しめます。
また、FacebookやInstagramのアカウントをMetaアカウントと同じアカウントセンターに接続していれば、VRの中でも自身の興味に関連するInstagramやFacebookのリールを視聴できるとのことです。
Questブラウザーがマルチタッチに対応
Touchコントローラーもしくは自身の手を使って、
ズームイン
ズームアウト
ウェブコンテンツの操作
ができるようになります。
このマルチタッチジェスチャー機能によって、ウェブページや画像をより自然で直感的な方法で操作することが可能です。
まとめ
Meta Questシリーズのソフトウェアアップデートが提供開始されました。
かねてより予告されていたCPU・GPUの性能向上以外にも、新機能が追加されていてよりVRゴーグルが利用しやすくなっています。
今回の性能アップを機に、新しくVRゲームを買い足してみるのもいい機会かもしれません。
ただし、アップデートの提供に関しては不具合を最小限に抑えるために、段階的に提供を行っていくとのことです。
アップデートを経て、Questでどれだけよりリアルな体験ができるようになるか楽しみですね。
ソース:Meta Questブログ
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