北陸新幹線福井・敦賀開業を機に、さらなる観光・交通活性化を目指し、JR西日本、京福バス、福井銀行、福井キャピタル&コンサルティング、クオラス、JR西日本イノベーションズは共同で、福井県エリアへの観光周遊型XRバスの導入に着手することを発表しました。
福井県内で『観光周遊型XRバス』運行へ
西日本旅客鉄道株式会社、京福バス株式会社、株式会社福井銀行、株式会社福井キャピタル&コンサルティング、株式会社クオラス、および株式会社JR西日本イノベーションズは、2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を機に、各社の持つ資源・技術を持ち寄って観光周遊型XRバスを開発・導入し、地域の既存の交通手段と組み合わせた新たな観光周遊ルートを構築、発展させると発表しました。
福井の自然・文化・歴史を生かした観光と交通の活性化を目指した取り組みで、運行開始は同年夏の予定となっています。
観光周遊型XRバスの導入にあたり、バス車内に設置するXR設備を開発、保有する特別目的会社(SPC)を、株式会社JR西日本イノベーションズと福井銀行グループほかによる共同出資で設立する予定です。
協定書締結
福井県と西日本旅客鉄道株式会社金沢支社は今月6日、「福井県内での『観光周遊型XRバス』運行における連携協力に関する協定書」を締結しました。
北陸新幹線福井・敦賀開業を100年に一度の好機と考え、新幹線開業効果の最大化に向けて観光地の磨き上げ、観光地への二次交通の整備などに取り組み、豊かな自然や文化、歴史をはじめ、福井の魅力ある観光資源を活かし、官民一体となって、交流人口・関係人口の拡大と持続可能で豊かな地域づくりを進めるとしています。
ARとVRによる演出も
観光周遊型XRバスは、JR福井駅を拠点に県内主要観光地を結ぶ片道型の運行形態を主とし、既存の交通手段と組み合わせた周遊旅行を予定しています。
運行は京福バスが行い、車窓風景に重ね合わせた臨場感あふれる拡張現実(AR)や、観光地にまつわる仮想現実映像(VR)の演出など、福井の魅力をリアルとデジタルの組み合わせで体現することで、ワクワク感を生み出します。
さらに、外国人観光客に向けた車内案内設備を具備するほか、ニーズに応じて貸切運行なども検討されています。
まとめ
2024年春の北陸新幹線福井・敦賀開業を契機として、2024年夏の運行開始を目指して各社共同で観光周遊型XRバスを開発・導入へ着手すると発表されました。
リアルとデジタルの組み合わせにより福井県の魅力が最大限アピールされた演出が期待でき、今から楽しみですね。
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