Meta社は、Meta Questのソフトウェアアップデート(v53)の実施を発表しました。
このアップデートでは「VRゴーグルのシャットダウン中にゲーム・アプリのアップデートが行われる」「新しい保護者監視機能」が追加されています。
シャットダウン中にアプリ・ゲームが自動でアップデート
Meta Quest VRゴーグルを日常的に利用していて困るのが、アプリやゲームのアップデートのタイミングです。
電源を入れてプレイするはずのゲームにアップデートが行われると、数分間何もできない時間が生まれてしまいます。
そこで、今回のソフトウェアアップデートで追加されたのが、シャットダウン中にアプリ・ゲームをアップデートする機能です。
VRゴーグルを使い終わった後、完全にシャットダウンされる前にアプリのアップデートを完了できるようになります。
充電ケーブルを差し込むだけで、他の作業をしている間にもVRゴーグル内で自動的にアップデートし、電源ON直後のアップデート時間を最小限にすることが可能です。
また、シャットダウンされる前にアプリをアップデートしたくない場合は、電源を切る際の確認画面で外すことができます。
子供のQuest利用の管理もしやすくなる
また、保護者がMeta Questブラウザで閲覧できる内容を管理するための新しいツールとして、Meta Quest ブラウザの「ウェブサイトカテゴリフィルター」が導入されました。
Meta Questモバイルアプリの「ペアレンタルコントロール」タブで、このフィルターを設定することで、
「アルコール」
「暴力」
などの様々なカテゴリやコンテンツに基づいて、不適切なウェブサイトを子供のユーザーからブロックすることができます。
この機能ではアカウントごとにコントロールを設定することも可能です。
そのため、複数の子供ユーザーがいるときには、それぞれの子供にあわせて見てもいいサイトを設定することができます。
なお、保護者が新しいフィルターを設定すると、子どもにメールで通知が届く仕組みになっているとのことです。
カメラや録画音声など細かなアップデートも実施
v53アップデートでは、これまで試験運用されていた、
・手ブレ補正
・フレームレート選択
・ビットレート選択
・アスペクト比選択
といったカメラの詳細設定が正式にカメラの機能に追加されました。
これにより『BetaSaber』『Gorilla Tag』での体験をより良い形で記録し、SNSで共有することできるようになります。
ビデオ録画の音声もモノラルからステレオに変更されたので、録画映像でもVR体験と同じように音がする方向を感じることが可能です。
また、Meta QuestのブラウザでTwitchを視聴できるようになりました。
例えば、『ポピュレーション:ワン』の上位プレイヤーの動画を視聴した後、そのイメージを持ったまま自分も試合に臨むことができます。
さらに、Meta Quest ProがWiFi 6Eに対応しました。
高速通信ができるようになったことでメタバースでの活動が快適にできるなど、Quest Proを使いやすくなります。
まとめ
Meta Questのソフトウェアアップデートが実施されることが明らかになりました。
家族でMeta Questを利用している世帯や日常的にQuestを使っているユーザーには、より快適さや便利さが実感できるアップデートになっています。
また、細かいところではVRゲーマーに便利なアップデートも行われており、どちらかというとライトユーザーよりもヘビーユーザーが恩恵を感じるのではないかと感じます。
ともあれ、今後も便利な機能が追加されて、Questがより使いやすいVRゴーグルに進化していくことに期待したいですね。
ソース:Questブログ
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