「ITエンジニア本大賞2023」でVTuberねむの『メタバース進化論』が大賞受賞！

2023年02月16日 18:00:00
テクノロジー
VR Inside

株式会社ブイノスは、全国のITエンジニアがおすすめの技術書やビジネス書を選ぶ「ITエンジニア本大賞2023」にて、VTuberねむの著書『メタバース進化論』がビジネス書部門大賞を受賞し、VTuber初の大賞作家が誕生したことを発表しました。

『メタバース進化論』とは？

『メタバース進化論』は、黎明期のメタバースで暮らす”メタバース原住民”の一人を自称するVTuber「バーチャル美少女ねむ」が、メタバースに興味を持つ幅広いユーザーに向け、『現在のメタバースの真の姿』と『メタバースの革命性』を伝える著書です。

「メタバース解説書の決定版」と言える本書は

・VTuberねむ自身の体験

・多数のユーザーへのインタビュー

・全世界のユーザー1,200名を分析した大規模調査「ソーシャルVR国勢調査」

の3つをもとに、メタバースのリアルについて解説した世界初の「仮想世界のルポルタージュ」に仕上がっています。

本書は発売から3カ月で6刷を重版する大ヒットをみせ『アバター文化の発展』に貢献したことから、VTuberねむは一般社団法人VRMコンソーシアムが選定する「アバターアワード2022 特別功労賞」を2022年12月22日に受賞しました。

アバターアワードでの受賞はキズナアイ以来であり、史上二人目となっています。

▼『メタバース進化論』”原住民”が贈るメタバース解説書の決定版　特設サイト

「ITエンジニア本大賞2023」にてビジネス書部門大賞を受賞！

2014年のスタートから今年で10回目を数える「ITエンジニア本大賞」は翔泳社が主催し、全国のITエンジニアがWeb投票によりおすすめの技術書やビジネス書を選ぶイベントで、毎年ベスト10が発表されています。

さらに、特に投票の多かった書籍は”著者”や”編集者”、”翻訳者”にプレゼンをしてもらうオンラインイベントも開催されます。

2023年は2月9日に総合ITカンファレンス「Developers Summit 2023」内でプレゼン大会が開催され、

・技術書部門：「良いコード／悪いコードで学ぶ設計入門（仙塲大也、技術評論社）」

・ビジネス書部門：「メタバース進化論（バーチャル美少女ねむ、技術評論社）」

がそれぞれ大賞に選出されています。

実際にバーチャル美少女ねむが行った5分間のプレゼンテーションと受賞の瞬間の映像がYouTubeで公開されており、ねむはプレゼンで以下のように語っています。

本書を出版した理由はメタバースが誤解されているからです。
メタバースは投機的な思惑からWeb3やNFTなど全く違うものと混同して語られ、理解が非常に難しい状況になってしまっています。
（中略）
今のメタバースは発展途上です。これから作っていかないといけないものが山ほどあります。
今日来ていただいたITエンジニアのみなさんに、本当のメタバースを知ってほしい。
ぜひ一緒に人類の新しい未来を、人類の進化を造りましょう。
みなさんの力が必要です

▼5分間のプレゼンYouTube

『メタバース進化論』が大賞に選ばれた理由について

プレゼン大会で投票したユーザーの投票理由や感想といったコメントが公開されています。

一部をITエンジニア本大賞2023より抜粋すると、

・メタバースを誤解していそうなので、読もうと思った。
・メタバースの中からのプレゼンに未来を見た。
・メタバースを外から語る人は多いけれど、原住民の視点で、なおかつメタバースで人生を送ることの意味と可能性をVtuber草分け時代から考えてきた著者だからこそ書けた一冊だと思う。
「ソーシャルVR国勢調査」から得られたソーシャルVRの実態と、後半の「身体からの解放」に関する考察が興味深かった。
・将来はメタバースの世界で仕事やコミュニケーションすることになりそう！
・「メタバース」の悪いイメージを払拭するような、素晴らしいプレゼンだった。
・全く知らない分野だったというのもあるが、一番興味が湧いた。
※出典：ITエンジニア本大賞2023

といったコメントが寄せられており、メタバース内からプレゼンを行ったことが既読だけでなく未読の参加者の興味をも刺激することに成功したことが、大賞を獲得することができた要因となっていることがうかがえます。