株式会社ヒナタデザインは、同社が開発した、スマホのカメラを用いAR(拡張現実)で”実物大サイズ”のアート作品が表示できるアプリ「scale post viewer AR」を、株式会社ARTLOGUEが運営するアート作品専門マーケットプレイスのシステムに搭載することを発表しました。
実物大ARアプリ「scale post viewer AR」とは?
「scale post viewer AR」はヒナタデザイン社が開発した実物大ARアプリで、『スマホで映した現実の風景映像』に特定の商品などの”画像”を”実寸大”で表示することができます。
このアプリを使うことで、家具や家電などの『商品』を、スマホの画面を通して『自分の部屋に実物サイズで置いてみる』ことができるため、商品の大きさやデザイン性などの生活空間とのフィット感を確認することができるというメリットがあります。
これにより、ブランド認知の向上や販売促進への貢献が期待されています。
アート作品をお部屋に飾るイメージを“実物大”で確認!
アート作品専門マーケットプレイスのシステムに搭載へ
今回、実物大ARアプリ「scale post viewer AR」が、ARTLOGUE社が運営するアート作品専門のマーケットプレイスに搭載されることとなりました。
「scale post viewer AR」では、『アート作品を飾りたい場所』に、ユーザーのスマホのカメラを向けると、あらかじめ登録しておいたアート作品の画像が実寸大でスマホの画面にAR画像として表示されます。
「scale post viewer AR」では、規格外のキャンバスを用いた絵画や彫刻などの立体作品も含め、大小様々なサイズで制作されたアート作品を部屋に飾った際のイメージを可視化することに成功しています。
さらに、アート情報の収集・発信やアートイベントの企画・運営、アート関連のコンサルティング、アート作品のレンタルなどを手掛けるARTLOGUE社のノウハウを活用して、マーケットプレイスに出店するギャラリーが厳選されているため、
・取り扱うアート作品の質が担保される
・ユーザーが気軽にアート作品を楽しめる
という環境も両立されています。
マーケットプレイスに搭載されるその他の機能
今回、マーケットブレイスには実物大ARアプリ「scale post viewer AR」以外にもいくつかの新機能が搭載されます。
ブロックチェーン証明書発行サービス「Startbahn Cert.」
スタートバーン株式会社が提供する「Startbahn Cert.」のブロックチェーン技術により、アート作品に関する情報の真正性や信頼性を担保しながら記録および管理し、記録した情報をICタグへ読み込ませることができるようになります。
これにより、アート作品の価値を決定する、いつどこで展示・保管・修復され、誰の手に渡り、どのような評価を受けたのかという「作品の歴史」が管理できることで、作品の価値をより正確に評価することに成功しています。
レコメンド機能
本機能は、ARTLOGUE社のービスを利用する全てのユーザーの”閲覧履歴”や”入力履歴”、”検索履歴”などを収集した『ビッグデータ』から、各顧客の行動履歴を分析して『好みの傾向』を推測し、興味があると思われるアート作品をレコメンドする機能です。
この機能により、ユーザーに対して
能動的な検索では出会うことがなかった作品や作家との偶然の出会い
が提供されるだけでなく、アーティストに対して
新たなファンを獲得する場を創出する
という効果が期待されます。
アート作品のレンタルの受注機能
「アートを飾りたいけど買うのは経済的・心理的にハードルが高い」と感じている個人ユーザーや企業に向け、手軽な価格で先端的アートを気軽に楽しんでもらうことを可能とする機能として、『アート作品のレンタルの受注機能』が搭載されます。
マーケットプレイスに出店するギャラリーは、任意のアート作品を顧客に対してレンタルする作品として選定することができます。
今後の展開
ARTLOGUE社では、契約したギャラリーに上記の機能を搭載したマーケットプレイスのシステムを利用してもらうことで、若手アーティストの作品を中心に顧客に販売やレンタルを展開することで、「誰もが、いつでも、どこからでもアートを楽しめる世界を創造する」というミッションを実現したいとしています。
まとめ
ARTLOGUE社が運営するアート作品のマーケットプレイスに、ヒナタデザイン社が開発したスマホ用実物大ARアプリ「scale post viewer AR」が搭載されます。
これにより、実物のアート作品がなくても、飾りたい場所にそのAR画像を実寸大で映し出すことで、商品の大きさやデザイン性などを確認することができるようになります。
アートギャラリーは敷居が高いけれどアート作品には興味があるという人には、このようなマーケットプレイスだと気軽にアートを楽しめるようになりそうだと感じるニュースですね。
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