株式会社エスケイワードは2022年7月4日(月)、現代美人画の第一人者である鶴田一郎氏の絵画をVR空間で体験することができる展示会「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」の開発に携わり、メタバース・VR領域の事業を開始したことを発表しました。
そのVR展示会が、同日よりVRChatにて開催されています。
「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」開催中!
VR展示会の開催概要
鶴田一郎氏は、『ノエビア化粧品の広告』に抜擢されるなど、コマーシャル・アートの先駆者として人気を博した現代美人画の第一人者です。
今回、画家の鶴田一郎氏の”歴史とこれからの未来”をメタバース内で辿るVR展示会として「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」が企画されており、エスケイワード社がメタバース・VR領域の開発を担当しています。
本展覧会は株式会社鶴田一郎事務所とカゴヤ・ホールディングス株式会社が共催し、2022年7月4日(月)より、VRChat 内のワールド「ICHIRO TSURUTA VR MUSEUM」にて開催されています。
対応機種はWindowsのPCやヘッドマウントディスプレイとなっており、国内のみならずニューヨークでも個展を開くなど、半世紀にわたり多くの作品を旅立たせてきた鶴田一郎氏の貴重な”学生時代の作品”をはじめ、”SF”、”琳派”、”仏画”、”美人画”など計57点が展示されています。
また、展示会への参加料は『無料』となっており、VRChatは多人数でコミュニケーションができるソーシャルVRアプリであることから、複数のユーザーが同一ワールド内で一緒に鑑賞できるため、人数制限なく、誰でも、いつでも好きな時間に『非日常的な鑑賞体験』を楽しむことができます。
『鶴田一郎VR展示会』の見どころは?
「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」の見どころは、『VRならではの非日常的な鑑賞体験』を楽しむことができるという点です。
ワールド内には、作品の”世界観”や”モチーフ”、”ゆかりの地”といった各絵画のコンセプトごとに9つのエリアが構築されています。
その中の1つである『RINPA』エリアには、山間の自然が描かれた琳派作品「月光」の世界観が再現されており、『山々や木々に囲まれた月光の世界から「月光」作品を鑑賞する』というVR展示会ならではの体験が楽しめます。
リアルな展示会と連携!VR展示会限定特典
開催中のVR展示会に参加後、2022年秋にリアルで開催される展覧会「鶴田一郎 醍醐寺特別展−ミューズ達の祈り−」にも参加したユーザーには、『限定特典』がプレゼントされます。
プレゼントの詳細については、「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」ワールド内の掲示をもって案内されています。
なお、この「鶴田一郎 醍醐寺特別展−ミューズ達の祈り−」の開催場所は京都府の醍醐寺 霊宝館(京都市伏見区醍醐東大路町22)となっており、開催期間は今年10月15日(土)から12月4日(日)まで、拝観料金は中学生以上500円となっています。
まとめ
長きにわたり現代美人画の第一人者として数々の作品を生み出してきた鶴田一郎氏の作品を無料で楽しむことができる、VR展示会「鶴田一郎VR展示会 唯一無二の線 – 鶴田一郎の軌跡」がVRChat内のワールドにて開催されています。
VR展示会の開催にあたっては、メタバース空間の開発などをエスケイワード社が担当しており、またVR展示会と連動して、リアルな展示会にも足を運ぶと限定特典がプレゼントされる企画も計画されています。
リアルな展覧会では大きな部屋に絵が下げられているだけですが、作品とテーマとリンクした空間に絵が展示されるのがVR展示会ならではで、文字通り作品の中に入り込むように見る体験をしてみたくなるニュースですね。
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