株式会社クロスデバイスは、2021年12月16日に開催される「Innovators Under 35 Japan Summit 2021」の授賞式会場にて、同社の「シンクロアスリートLive」を使って月面探査をVR模擬再現するデモ展示の実施を発表しました。
今回のデモ展示は、月面探査機「YAOKI」の開発を行う株式会社ダイモンと共同開催となっており、「YAOKI」が月面の上を探査する様子をクロスデバイス社の「シンクロアスリートLive」にてVR模擬体験するものになっています。
イベント概要
月面探査機 「YAOKI」による『シンクロアスリートLive』VR模擬体験イベント
今回のデモ展示は、2021年12月14日から17日まで開催されるイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2021」の一環として、2021年12月16日に行われる「Innovators Under 35 Japan Summit 2021」授賞式の会場で実施されます。
会場はCOREDO室町1(東京都中央区日本橋室町2-2-1)4Fの日本橋三井ホール無料エントランス、日時は2021年12月16日(木) 11時から18時までとなっています。
展示内容
今回の展示は、来夏に民間では世界初となる月面探査を実現するべく開発された探査機「YAOKI」打ち上げに向け、予め地上で撮影した月面の疑似映像を月面探査のイメージ映像とともに「シンクロアスリートLive」で体験することができる展示となっています。
ユーザーはヘッドマウントディスプレイを装着し「シンクロアスリートLive」に座ります。
「シンクロアスリートLive」は、ジャイロセンサーと加速度センサで取得した動きのデータを元に、3軸モーターで動作するモーションベースで再現することができるため、月面のVR映像を見ながら自身が「YAOKI」となり月面探査をしているかのような模擬体験が提供されるようになっています。
また、デモ展示会場には超短焦点プロジェクターと大スクリーン3台が設置され、VRシアターとしても映像を視聴することができるようになっています。
「シンクロアスリートLive」について
「シンクロアスリート」は、東京工業高等専門学校が企画・設計・開発し、第七回ものづくり日本大賞(内閣総理大臣賞)を受賞した次世代型スポーツ観戦システムです。
クロスデバイス社では、
”アスリート育成”
”モータースポーツ”
”アーケードVRとしてのイベント利用”
といった社会実装に向け、東京工業高等専門学校より技術開示を受けた上で機能改良を行っており、さらにNTTドコモの5Gを使ったライブ中継を組み合わせ、新たに開発されたVRテクノロジーに仕上げています。
「YAOKI」とは?
ダイモン社が開発する「YAOKI」は、月面開発の最前線で活躍する月面探査機(月面ローバー)で、その特徴は
『超小型』
『超軽量』
『高強度』
を兼ね備えている点です。
2022年にアストロボティック・テクノロジー社の月着陸船ペレグリンに乗って、月へと旅立つ予定となっています。
まとめ
2021年12月14日から17日まで開催されるイベント「NIHONBASHI SPACE WEEK 2021」の一環として、2021年12月16日に行われる「Innovators Under 35 Japan Summit 2021」授賞式の会場において、クロスデバイス社とダイモン社が共同でデモ展示を実施することが発表されました。
このデモ展示では、ダイモン社の月面探査機「YAOKI」が月面探査する様子を、クロスデバイス社の「シンクロアスリートLive」によりVR模擬体験できるようになっています。
月面探査という響きにロマンを感じるニュースですが、民間では世界初!を日本の企業がめざしているなんて、応援したくなるプロジェクトですね。
ソース:プレスリリース[@Press]
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