株式会社ジョリーグッドは2021年11月10日(水)、同社が開発・提供するVR臨床教育プラットフォーム”オペクラウドVR”に搭載する新機能、「VRハンズオン」を開発したことを発表しました。
リアルな実写の治療VRの手技にハンドトラッキングセンサーにより、VRユーザーの手を重ねて実写VR上で実践演習を行うことができるようになります。
オペクラウドVRに「VRハンズオン」機能が登場
今回開発された「VRハンズオン」は、医療用のVR臨床教育プラットフォーム”オペクラウドVR”に搭載される新機能で、同プラットフォームによって撮影された名医の手技に、自分の手を重ね合わせて動きを真似しながら、まるで自分で行っているかのような感覚で実践に近い体験学習を行うことができる機能です。
本機能の教材の監修は、日本医科大学大学院救急医学分野の横堀將司教授を迎えて実現しており、今月21日(日)~23日(火)に開催される「第49回日本救急医学会総会・学術集会」での体験展示が予定されています。
全国で導入が加速する「オペクラウドVR」
今回新機能が搭載される「オペクラウドVR」は、手術室などの医療施設に高精細の360度カメラとサーバーを設置し、あらゆる症例を簡単に高精度VR化して術者目線の技を360度視点で体験学習できるシステムです。
人工心肺”ECMO”のVRトレーニングを始め、
・医科大学
・医療学会
でのVR臨床実習ツールとして医療業界から高く評価されており、数多くの医療機関への導入が全国各地で加速しています。
能動学習で臨床教育を補う
「VRハンズオン」では、新型コロナの影響で失われた臨床教育の場で学ぶべき
・臨場感
・患者との触れ合い
といったことを、術者となって実際に自分の手や体を動かして感覚をつかむ体験が可能です。
知覚運動は受動的な座学などの学習環境では十分に育めないため、臨床実習などの能動的な学習が重要になってきます。
こうしたことが困難な中でも本機能では、実際に自分の手や体を動かすことにより、手技だけでなく所作を体験学習によって学ぶことができます。
日本救急医学会総会・学術集会で体験展示へ
オペクラウドVR「VRハンズオン」は、今月21日(日)~23日(火)に東京で開催される「第49回日本救急医学会総会・学術集会」に出展される予定で、出展エリアではデモ体験ができるほか、AMED実証事業で制作された外傷やECMOカーのVRコンテンツが体験展示されます。
また22日にはセミナーが予定されており、ここでは先着50名にVRゴーグルが配布され、AMED事業の最新VR教育を体験することができます。
<会期>
2021年11月21日(日)~23日(火)
(21日(日):18:30~17:30/22日(月)9:00~17:00/23日(火)8:30~15:00)
<会場>
ベルサール八重洲2階 ブース番号:Y16
<セミナー>
【テーマ】
経験知を集合知へ!学びを共有するVR遠隔臨床学習プラットフォームの現状と未来
【日時】
2021年11月22日(月)17:45~18:45
【会場】第一会場ベルサール東京日本橋B2F HALL B+C
【登壇者】
増野智彦(日本医科大学大学院 救急医学分野 講師)
久城正紀(日本医科大学千葉北総病院 救命救急センター 助教)
細木 豪(株式会社ジョリーグッド ビジネスプロデュース局 営業戦略部 部長)
まとめ
ジョリーグッドのオペクラウドVRの新機能「VRハンズオン」が開発されました。
この機能では実写の医療現場を映したVR内で、ハンドトラッキングによる実践的な演習を行うことが可能で、名医の手技に自分の手を重ねて練習することができます。
今月21日からの日本救急医学会総会にて体験展示されるということで、医療業界からの視線もますます熱くなりそうです。
ソース:プレスリリース[@Press]
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