株式会社palanは、ウェアラブル空間コンピューター「Magic Leap 1」を使用し、ARを活用した消火訓練が可能となるオリジナルコンテンツ「Magic消火訓練」を提供開始することを発表しました。
「Magic 消火訓練」とは?
「Magic 消火訓練」は、Webサービスのデザイン・システム開発を行うpalan社が提供する、消火訓練をARで体験することができるコンテンツです。
ユーザーがウェアラブル空間コンピューター「Magic Leap 1」を装着することで、目の前に”実際には存在しない消火器や炎”が出現し、消火器を使用して炎を消す体験をすることが可能となります。
「Magic Leap1」について
「Magic Leap1」はMagic Leap社が開発、NTTドコモが販売する軽量MRヘッドセットで、デジタルな情報を現実空間に表示し、複合現実を実現しています。
なお、本デバイスの対象年齢は14歳以上となっています。
「Magic 消火訓練」の特徴
訓練用の『実際の消火器および炎』が不要
「Magic 消火訓練」では、ARにより消火器や炎が描き出されるため、「Magic Leap1」以外の機材や、訓練場所が不要です。
場所や時間に囚われない訓練が可能
従来の消火訓練での最大の問題点であった
・インストラクターと体験者の時間が合わない
・大きなスペースを確保できない
といったことも、「Magic 消火訓練」を活用すれば解決できることが見込まれており、「Magic Leap1」のみの準備で”実体験に基づく訓練”を自在に実施することができます。
飽きさせないインタラクティブな体験
Magic消火訓練には
・付属のコントローラーや自分自身の手による操作
・バイブレーション機能
・立体音響
が実装されているため、”感を刺激して記憶に残る訓練体験”の提供が可能となります。
体験者の声
「Magic 消火訓練」を体験したユーザーからは、以下のような声が寄せられています。
「ナレーションで操作の説明をしてくれるので、分かりやすかった。」
「自分の手で消火器を持っている感覚があり、印象に残った。」
「消防署で受けるような訓練を簡単に体験できて便利だと思った。」
今後の展開
palan社では、「Magic消火訓練」を職場や学校などの教育機関、自治体への普及を目指しており、エンターテイメント用途での利用を想定し、お化け屋敷のデモアプリケーションも開発を進めています。
まとめ
palan社はWebサービスのデザイン・システム開発に注力しており、今回、ARで消火訓練を可能とするオリジナルコンテンツ「Magic消火訓練」の提供を開始したことを発表しました。
「Magic消火訓練」は、NTTドコモが販売する軽量MRヘッドセット「Magic Leap 1」を使用し、消火器や炎をARで描き出して消火訓練をすることができるコンテンツとなっています。
消火器の使い方を知っておくことは、いざというとき落ち着いて初期消火を行うために有効ですが、消火訓練には炎やデモ消火器、消防署との調整など、実施にはたくさんの難問があるのが実情です。
また、コロナ禍が続いているため、訓練の為に人が集まり密となるのも避けたい現状もあるため、ARを活用し、個々で好きな時間に訓練が可能となることは、防災面の大きな安心につながりそうですね。
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