VRを中心とした新しいエンターテイメントを研究・製作している株式会社講談社VRラボは2021年6月15日(火)、今年6月7日~12日にクロアチア・ザグレブで開催された”Animafest Zagreb 2021″のVR Competition Programで、水尻自子さん監督のVR作品「オタワムレ」がBest VR Projectを受賞したことを発表しました。
「オタワムレ」Best VR Projectを受賞
VR作品「オタワムレ」は、ゆるいアニメーションで世界的に評価の高いアニメーション作家の水尻自子さんが監督を務めたVR作品で、VR空間ならではの没入感で感じることのできる
「やわらかさ」
「心地よさ」
をトコトン追求したインタラクティブアート作品となっています。
このVR作品が今回、今年6月7日~12日にクロアチア共和国のザグレブで開催された映画祭「Animafest Zagreb 2021」のVR Competition Programで、Best VR Projectを受賞しました。
奇想天外な発想をVRで再現
この作品は、水尻監督の奇想天外な発想をVR空間内で再現しており、日常では考えられない動きをする「もの」たちとのインタラクション(たわむれ)を楽しむことができます。
本作のコンテンツは3種類で、
・お皿でプリント戯れる
・紐で卵を切る
・団扇でいろんなものを扇ぐ
が収録されています。
企画・演出は水尻自子さん、音響監督はテレビや映画で活躍中のとくさしけんごさん、声の出演はテレビアニメ「ちはやふる」の綾瀬千早役を担当する瀬戸麻沙美さんが起用されており、ショートコンテンツながらもトップクリエーターが集結するハイクオリティな作品となっています。
体験時間は全部で20分程度のコンテンツとなっており、現在Steamにて販売されています。
「Animafest Zagreb 2021」とは
本作品がノミネートされた「Animafest Zagreb 2021」は、40年以上の歴史がある、アニメーション芸術に特化した世界で2番目に古い映画祭で、アートアニメーションの業界においては重要で象徴的なイベントとなっています。
“アヌシー””オタワ”と並ぶ世界三大アニメーション映画祭の1つとして知られており、「オタワムレ」の受賞は、日本のルミエールジャパンアワードに続き今回で2回目となっています。
水尻自子監督からの受賞コメント
今回の受賞にあたり、監督を務めた水尻自子さんからの受賞コメントが公開されています。
オタワムレの受賞ありがとうございます。
初めて関わったVR作品が受賞できて嬉しく思います。
この作品を一緒に作ってもらったスタッフにも感謝したいと思います。
ありがとうございました。
まとめ
VR作品「オタワムレ」が、6月7日~12日にクロアチアのザグレブで行われた映画祭”Animafest Zagreb 2021″のVR Competition Programで、Best VR Projectを受賞しました。
本作品はアニメーション作家の水尻自子さんが監督したアート作品で、監督の奇想天外な発想を再現した3コンテンツが、VR空間で体験することができます。
Steamにて販売されているので、ぜひ楽しんでみてください。
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