米国時間2021年4月15日付けのOculusチームブログにて、Oculus Quest向けのアプリが購入できる「Oculusストア」にサブスクリプション方式を導入したことが公開されています。
Oculusストアがサブスク方式を導入
Oculus Questシリーズを提供している米・Facebook社のOculusチームが、現地時間4月15日付の公式ブログにて、Oculusストアの購入形式にサブスクリプション方式を導入したことを発表しています。
公式によると、今回の導入は開発者コミュニティとの協力で実現したもので、同ストアの新たなビジネスモデルを構築しています。
現時点では6タイトルが対応
同ストアでは今まで各々のタイトルを購入する方式になっていましたが、購入の際にサブスクリプションを選択すると、そのタイトルの新しいコンテンツが配信された際、ユーザーへシームレスに配信されるようになります。
この方式を使えば任意タイトルの独占コンテンツにアクセスすることができ、2021年4月現在では、
・FitXR
・Rec Room
・Tribe XR
・TRIPP
・vSpatial
・VZfit
の6タイトルのプレミアムコンテンツが利用できます。
なお、サブスクリプションでの購入には、Oculus QuestシリーズのOSが、ver.27以降である必要があるということです。
一部のタイトル購入にはサブスクが必要に
公式によると、サブスクリプションの提供内容はタイトルごとに異なっているとのことで、購入するためにサブスクリプションが必要になるものもあるということです。
それ以外のサブスクリプションはオプションとして提供されるものとなっており、選択することでさらに多くのコンテンツが利用できるようになります。
例:FitXR
「FitXR」はVRフィットネスゲームで、音楽に合わせて飛んでくるボールにパンチを繰り出しつつ、飛んでくる障害物をしゃがんだりジャンプして避けていくという、”ボクササイズ”をテーマにしたリズムゲームとなっています。
このタイトルはいわゆる”買い切り”タイトルとなっていましたが、サブスクリプションに対応したことにより、インストラクターによる新しいコンテンツを利用できるようになります。
既に所有しているユーザーは、引き続き購入済みのコンテンツにアクセスすることができ、新しい要素も利用することができます。
例:Tribe XR
「Tribe XR」では、VR空間でDJ体験ができます。
プレイヤーはDJとなり、世界中のプロDJたちがクラブで使用している機材の操作方法を学びながら進めていくことができます。
今回サブスクリプションに対応したことで、随時新しいコンテンツが提供されていくようになります。
また既に所有しているユーザーは、引き続き購入済みのコンテンツにアクセスしてプレイすることができ、新しい追加要素も利用することができます。
まとめ
Oculusストアがサブスクリプション方式に対応したことが、Oculusチーム公式ブログにて発表されています。
現在同ストアで取り扱っている一部のタイトルに導入されており、対応タイトルを購入するだけで、都度新しい要素が配信されていきます。
今までは個別に購入する手間があったタイトルでも、今回の導入によって新しいコンテンツを利用するのに便利になったのではないでしょうか。
これを機にOculusストアの利用も、どんどん増えていきそうですね。
参考:Oculus公式ブログ
Copyright ©2021 VR Inside All Rights Reserved.