エイベックス・エンタテインメントは、グループ会社のエイベックス・テクノロジーズ株式会社がVR空間で短尺アニメ制作が可能なツール「AniCast Maker」を開発し、2021年4月16日(金)にリリースすることを発表しました。
タレントの前島亜美さんが出演する、同ツールのPVも公開されています。
「AniCast Maker」とは
「AniCast Maker(アニキャスト メーカー)」は、エイベックスのグループ会社であるエイベックス・テクノロジーズ(ATS)が開発したツールで、誰でも1人でVR空間での短尺アニメ制作が可能になります。
このツールは日本とアメリカでのリリースが決定されており、
・日本では2021年4月16日(金)
・アメリカでは4月15日(アメリカ西海岸時間)
に発売開始されます。
価格は日本で税込2,990円、アメリカでは$29.99となっており、Oculus QuestとOculus Quest 2に対応しています。
©2021 Avex Technologies Inc./AniCast RM Inc.
Developed by XVI Inc.
短尺のコンテンツ制作が可能に
エイベックスは「Entertainment×Tech×Global」を戦略テーマに掲げ、テクノロジーを活用したIPコンテンツの創造を目指しており、ATSでもそのミッションのもとに、新たなIPの創出を支えるテクノロジーの研究開発に取り組んでいます。
その一環として株式会社エクシヴィと、「AniCast Maker」関連技術の特許管理を行う合弁会社として、株式会社AniCast RM(アニキャスト アールエム)が2019年11月に設立され、その商用化が進められています。
近年では、YouTubeやTikTokなどの動画投稿・配信サービスの普及によって、様々な分野で個人クリエイターによるコンテンツが登場してきており、特に”短尺の映像コンテンツ”の需要が高まっている状況にあるほか、TwitterやpixivなどのSNSの普及による、キャラクタービジネスにおける二次創作の存在感も増しています。
「AniCast Maker」はこうした動向のもとで開発されており、より多くのユーザーが「短尺の映像コンテンツによる二次創作」という新しい体験ができる環境を整えることを目指しています。
VR空間のスタジオでコンテンツ制作
このツールでは、VR空間のスタジオで
・演技
・カメラ撮影
・舞台設定
など様々な役割を1人で行うことができ、最大15秒の短尺アニメを制作することができます。
リリース時には2つのキャラクターモデルと、様々な背景や小道具・モーションなどのアセット(素材)が用意されており、それらを自由に使った短尺アニメ制作が可能になっています。
また、制作した映像をSNSにアップロードすることで、視聴者から反応を得ることもできます。
ゲーム・アニメとのコラボも
また今後は、著名なゲーム・アニメとのコラボアセット(素材)を追加ダウンロードコンテンツとして配信・販売され、多種多様なIPとのコラボレーションの実現が予定されています。
さらに発売に先立ち、ツールを分かりやすく紹介している動画「AniCast Maker Showcase」が公開されています。
動画では、商品説明やデモンストレーションに加え、今後コラボアセット(素材)を追加配信するゲーム・アニメのプロデューサーや監督のコメントも見る事ができます。
PVには前島亜美さんが出演
今回の発表と併せてPVも公開されており、現在声優としても活躍するタレントの前島亜美さんが起用されています。
前島さん本人は今回のPV出演に際し、
今回PVへ出演させていただけたことを大変嬉しく思います!
私自身アニメが好きでよく観ているのですが、まさか自分も作れるという時代が来るとは思いませんでした…!
“好きな世界の中に飛び込み物語を生みだす“とても素晴らしい事だと思います。
なにより、可能性しかない制作時間がとても楽しいです!
皆さん是非AniCast Makerを使って自分だけの映像を創ってみてください。
とコメントしています。
まとめ
4月16日にエイベックスより、アニメ制作ツール「AniCast Maker」がリリースされます。
このツールはVR空間のスタジオで短尺アニメを制作できるというもので、誰でも1人で15秒ほどの作品を作ってSNSにアップすることができます。
今後はアニメやゲームとのコラボも予定されているということで、VRユーザーだけでなくアニメファンにも大好評なツールとなりそうですね。
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