OculusQuest / Quest2で行われたソフトウェアアップデートv26では、ガーディアンシステムに新機能が追加されました。
新しい「ソファモード」を使えばVR空間のガーディアンエリアの中にソファを追加することができるものです。
アップデートが相次ぐOculusQuest
この1ヶ月はOculusQuestユーザーにとって怒涛の日々となりました。
かねてより予告されていたアップデートにより、1台のQuestを友人や家族と共有できるマルチユーザー機能が2月に入ってから追加されました。
ヘッドセットの共有に加えてアプリの共有もできるようになっていて、セカンダリログインを持っていればゲームやアプリにアクセスすることができます。
そして最新のソフトウェアアップデートv26ではOculusGuardian安全境界システムの新機能として「ソファモード」が追加されていることが米国のテック系メディアで報告されました。
現実のソファをVRに持ち込む「ソファモード」
ソフトウェアアップデートv26には「ソファをVRに持ち込む」という形で[テスト機能]タブの中に含まれています。
「ソファモード」とはVRを楽しんでいるときに障害になりがちな自室のソファをVR空間に取り込んで表示する機能です。
この「ソファモード」を利用するためにはパススルーモードが必要となります。
パススルーモード中にタッチコントローラーでソファの一方の端を選択し、もう一方のポイントを反対側の端にドラッグし家具を表す青いボックスを作成します。
こうすることで現実のソファにマークを付けることが可能です。
マークされたソファは、Oculus Homeにいる間は通常の灰色の家具として表示され、ゲーム内では青いボックスとして表示されます。
そのため、できるだけ没入感を削ぐことなくソファの位置を常に確認できるのがメリットです。
ゲームの途中で立った状態からソファに座った状態に移ると、ディスプレイに「ソファモード」に切り替えるかどうかを確認するシステムポップアップが表示されます。
ルームスケールモードの一部として機能するカスタマイズ可能な境界と同様に、ソファは後で使用するためにヘッドセットに自動的に保存されます。
まとめ
OculusQuest / Quest2に「ソファモード」が追加されることになりました。
VR空間に現実のソファを追加することができる機能で、没入感を損なうことなく障害物を避けることができるようになります。
それだけではなく、VR空間にいながらソファでくつろぐこともできるようになるので、寝そべりながらVRコンテンツを自然に楽しむこともできる可能性もあります。
実験的に追加される機能ですが、VRの楽しみ方を広げるものとなりそうです。
Facebookはアップデートを1、2週間かけて完了するので、しばらくは[テスト機能]タブに注目する必要があります。
OculusQuestには相次いで多様で快適なVRが実現できるアップデートが施されており、今後もますます便利になる機能が追加されてていくのではないでしょうか。
Facebook、Oculusのさらなる取り組みに注目ですね。
参考:Oculus Quest Introduces ‘Couch Mode’ In Latest Update[VR Scout]
Copyright ©2021 VR Inside All Rights Reserved.