インテリアショップを国内28店舗運営する株式会社リビングハウスは、2021年1月25日、新サービス「OiSS(オイッス)」をリリースしたことを発表しました。
新サービス『OiSS』とは？
新サービス「OiSS（オイッス）」は、One-stop interior Support Service の略で、「マンション販売」に関わるインテリアの問題をワンストップで解決していくサービスです。
コロナ禍でモデルルーム来場者数に伸び悩むマンション事業主に向けたワンストップサービスでVRとリアルの両面から効率的に新築分譲マンション販売を支援する内容となっています。
『OiSS』の特徴
・バーチャル技術を用いて「暮らしのイメージ」の具現化してマンション販売を強力サポート
▲VRモデルルーム1
・竣工済物件では、リアルモデルルームを設営時にパッケージ化されたインテリア家具プランサービスの利用で「短い納期」かつ「高い コスパ」を実現
・VRを併用することで、家具がないお部屋もイメージ可能
▲VRモデルルーム2
・オンライン＆リアル店舗でマンション購入者へのインテリア販売サポートを予定(インテリア相談＆優待など)
コロナ禍でのモデルルーム集客UPを目指して
株式会社不動産経済研究所の報告(2020年10月)によると、首都圏のマンション販売市場は2020年10月の前年同月比67.3％増、契約率70.4％と復調の兆しを見せています。
しかし、コロナ禍の影響によるモデルルーム来場者数の減少、契約率の低迷は大きな課題となっています。
この課題を解消するため、事業主各社は物件ホームページ上にVR・3DCD等で実際の部屋の映像をUPしています。
また、竣工済物件では、家具を配置したモデルルームを設営するための余計なコストも大きな負担となっています。
これらに着目したリビングハウス社は、従来のモデルルーム設営の他、関連会社においてVR制作を行う機能を有していることから、これらをワンストップで手掛けることで、事業者担当者の複数業者との打合せ時間の削減やVR制作の中間マージンカットによるコスト削減に貢献が出来ると判断し、『OiSS』の提供開始に至りました。
ワンストップインテリアサポートサービス
VRで下見するとモデルルームへ行きたくなる75%
マクロミル(2018年11月)の調査結果では、モデルルームに立ち寄る前に、VRや家具・インテリア付きの映像を見た場合、
「モデルルームに行く必要はない」と回答した人が25％だったのに対して、「モデルルームに行きたい気持ちになる」と回答した人は75％といったアンケート結果が出ています。
首都圏・中京圏で同時スタート
初導入は名鉄不動産株式会社
同サービスの第1号となったのは名鉄不動産株式会社が手掛ける「メイツ川口元郷(埼玉県川口市)」「メイツ明大寺三島ヒルズ(愛知県岡崎市)」の2物件。
モデルルームパッケージサービスを導入し、合計4邸のモデルルームが設置されます。
併せて、家具を配置していない住戸・居室についても実際に家具配置をイメージしたVRを製作し、リアルでもバーチャルでも住戸を検討できるように配慮されています。
さらに「メイツ明大寺三島ヒルズ」では、購入者に対して、2020年9月にオープンしたリビングハウス「ららぽーと愛知東郷店」でのインテリア販売のサポートや優待特典など予定されています。
販売担当者が「OiSS」を採用した決め手
名鉄不動産「メイツ明大寺三島ヒルズ」の販売担当者は、「OiSS」を採用した決め手として次のことを挙げています。
パッケージとなっていることで発注から納品がスピーディ、
モデルルームの設置とVRの製作がワンストップでできることが魅力的な上、
リアルショップ(家具インテリア店舗)を経営していることで、お客様がモデルルーム家具以外の家具についても、実際の店舗でご検討・ご購入できることが可能であること
引用元：プレスリリース
まとめ
新サービス『OiSS』は、コロナ禍でリアルモデルルームの代替としての活用ではなく、リアルモデルルームの集客率も上げることができるサービスです。
マンション購入希望者にとって、モデルルームを見学することは必要なことですが、コロナ禍で外出することを遠慮する人も多いと思います。
『OiSS』は、VRでリアルな情報を提供するだけでなく、インテリアの購入サポートまで一括で行えるということで、消費者にとっても、結果的に住居を購入するために効率よく検討でき家具の購入まででき、時間の短縮や人と接する機会の削減につながるサービスだと感じました。
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