広島テレビ放送株式会社を代表企業とし、株式会社EAD、株式会社エネルギア・コミュニケーションズ、株式会社博報堂DYメディアパートナーズ、株式会社ビーライズから構成される共同事業体であるバーチャルワールド広島コンソーシアムは、2021年2月中旬よりVRプロスポーツ応援実証プロジェクトを開始することを発表しました。
新しいファンミーティング「バーチャルワールド広島」が登場
「バーチャルワールド広島」は、VR空間にデジタルワールドを構築して、広島のプロスポーツチームである「カープ」「サンフレッチェ」「ドラゴンフライズ」を応援する、新しい形のスポーツ応援スタイルプロジェクトで、2021年2月中旬のリリースが予定されています。
来場者となるファンたちは自らの分身となる「アバター」となってログインし、新時代に相応しいデジタルファンミーテイングに参加することができます。
「バーチャルワールド広島」開発の背景
最近は新型コロナウイルス感染症拡大によって、観客数の制限やスポーツ興行の自粛など、プロスポーツに触れ合う機会が減少しています。
この事態はプロスポーツチームにとって興行収入の減少が避けられず、またファンにとっては好きなチームを応援することができないという苦しい状況となっています。
そういった背景から広島県内はもちろん、日本全国のファンに向けて”夢のデジタル空間を届けたい!”という熱い思いが原動力となり、今回の「バーチャルワールド広島」が開発されています。
「バーチャルワールド広島」では、広島県内のプロスポーツチームとの連携が図られており、デジタル技術を活用した新たな応援スタイルが実現されています。
また各チームを応援し、盛り上げることで、チームにとっても新たな収入確保策を目指すという実証プロジェクトとなっています。
「バーチャルワールド広島」の概要
◆スポーツパビリオンのデジタル空間を構築
◆バーチャル空間には、各チームの特色を生かした部屋を創造
◆「選手紹介」「練習映像」「試合告知」「デジタルグッズ」などを演出
◆ アバターは、各チームのデジタルアイテムを購入し身に着けることが可能
◆各チームの部屋とは別にイベントルームを設置
「バーチャルワールド広島」では、広島東洋カープ・サンフレッチェ広島・広島ドラゴンフライズの3チームをVR空間で応援することができます。
また、イベントルームでは
「eスポーツ大会」
「STU48ライブパフォーマンス」
などが開催される予定です。
さらにイベントによりバーチャル空間の活性化を図ることで、スポーツ以外のファンがプロスポーツも好きになるという、ファン拡大への相乗効果も目指しています。
まとめ
VR空間に構築されたデジタルワールドで、広島のプロスポーツチームである広島東洋カープ・サンフレッチェ広島・広島ドラゴンフライズを応援するVRプロスポーツ応援実証プロジェクトが2021年2月中旬より開始予定です。
スポーツ観戦は、ついついアツくなり、大きな声で応援してしまいますが、新型コロナウィルスの感染拡大により、飛沫が飛ぶ行為の自粛が避けられない昨今、思いっきり応援できないストレスを抱えていたファンの方も多いのでは?
VRを活用したファンミーティングは、チームにとっては新たな収入源として、ファンにとっては密を避けながらファン同士の交流を深める場として、双方にメリットのある試みと言えそうですね。
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