グラミー賞アーティストのサム・スミスの最新シングル「Diamonds」にて、音楽配信サービス大手Spotifyでのみ利用できるAR体験が提供されることが明らかになりました。

Spotifyにとって初となるこの試みは音楽ファンとARの接触機会を増やすのみならず、多ジャンルのストリーミングサービスにおいてもARの可能性を示すと期待されています。


サム・スミス「Diamonds」のパフォーマンスがAR化

このARコンテンツは3DCGとして現れるサム・スミスが「Diamonds」の曲に合わせて、プロモーションビデオのようにパフォーマンスを見せるものです。

Spotifyのみならずサム・スミスにとっても初めてのARコンテンツの制作には、エンタメ業界で実績のあるクリエイティブスタジオPOWSTERが協力しています。

彼の動きを正確に再現するため、多数のカメラを利用するボリュームキャプチャ技術が採用されました。

この撮影についてサムによると

狂ったような1日だった。僕たちは(クロマキー用の)緑の部屋にいて、踊ったり、汗をかいたり、とにかくすごい時間を過ごしていたよ。

とのことです。

サム・スミス「Diamonds」

Spotifyのユーザーのみが利用できるAR体験はウェブベースARで知られる「8th Wall」の技術を用いて提供されます。

1つのモバイルデバイスを介してSpotifyで曲を再生し、別のモバイルデバイスを使用してアートワークをスキャンするだけと再生方法は簡単ですが、モバイルデバイスが2つ必要となるのは注意が必要です。

スマホの画面からサムが飛び出してパフォーマンスを披露するだけではなく、ボタンを操作することによってサムにダイヤモンドを降らせることもできます。

「Diamonds」のAR体験は、Spotifyアプリを搭載したAndroidおよびiOSデバイスで利用でき、英語に加えて、日本語とスペイン語で利用できるようになるとのことです。



エンタテインメント産業におけるAR体験の可能性

SpotifyのシニアディレクターNikos Antoniou氏は

アーティストのビジョンに新しい次元が加わり、オーディオ体験とビジュアル体験を組み合わせることができます。ファンはまったく新しい方法でプラットフォーム上の音楽コンテンツに触れることができます。

とし、AR体験が同社だけでなくアーティストやサービスを利用する音楽ファンにとってもメリットが大きいことを強調しています。

今回の試みはアーティストにとって写真と音楽による静的な視聴覚体験を超えた、よりインタラクティブな体験を提供する機会の一つです。

アーティストが自らの音楽を仮想世界で表現するプラットフォームを得たことで、オリジナリティのあるAR体験を作成し、ファンに向けて提供することができるようになりました。

そして、ファンは立体的に再現されたアーティストのパフォーマンスを目の当たりにすることで、より深いレベルでのつながりを感じることができるようになります。

このことは、ポッドキャストや映画など他の形式のストリーミングエンターテインメントサービスにも影響を与える可能性もあると期待が大きいようです。

まとめ

Spotifyが同社初となる音楽と連動したAR体験を提供することが明らかになりました。

スマホが2つ必要になるなど若干のハードルの高さを感じるものとなっていますが、基本的な利用方法はウェブベースのAR体験なので非常に簡単です。

今後改良が進みスマホ1台で利用できるようになれば、さらにSpotifyのAR体験は親しみやすいものになるのではないでしょうか。

さらにプロモーションビデオやトレイラーなどでAR体験かが進めば、エンタメ全体における拡張現実の存在感が高まりそうですね。

参考:Spotify Launches 8th Wall Powered AR Experience For New Sam Smith Single[VR Scout]








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情報提供元:VR Inside
記事名:「音楽配信のSpotifyが初のAR体験を提供!サム・スミスの最新シングルで制作!