リサーチ&コンサルティング会社Strategy Analyticsの調査の結果、イギリスでは人口の3%が今年中にVRヘッドセットを保有することに
Strategy Analyticsの予測
2016年はOculus Rift、HTC社のVive、PlayStation VRが発売され、11月にはGoogleのDaydream Viewも発売予定であり、VRの年と呼ばれている。
そんな中、Strategy Analyticsの予測によると、イギリスで人口の3%、つまり200万人のイギリス人が今年末までにVRヘッドマウントディスプレイを保有することになるだろうと予測を立てた。
さらに、その200万人の内、92%がGoogle CardboardやGear VRといったモバイル型のHMDsとのことだ。
残りの1%がOculus Rift、HTC社のVive、そして7%がPlayStation VRである。
200万人の買い上げ、その額約6200万ポンド(78億円)になる見込み。
考察
最高仕様となるOculus RiftやHTC社のViveはリッチとなるであろう価格で販売されていて、パフォーマンスが落ちても安い方が売れるということは珍しいことではない。
Oculus Riftは550ポンド(約7万円)、HTC社のViveはは770ポンド(約10万円)で売りに出され、さらに別途PCも必要とするのだ。
しかし、SIEのPlayStation VRはPCを必要とせず、PlayStation 4があれば稼働できるため、これからは最高仕様のVRに顧客が手を出しやすくなることだろう。
Strategy AnalyticsのDavid MacQueen氏のコメント
Strategy AnalyticsのDavid MacQueen氏は以下のように語った。
「VR企業が高飛びを望んでいても、実際数字の伸びはなだらかで、低価格のヘッドセットが市場を支配しています。VR市場は車市場のようになることでしょう。
ほとんどの人がボクスホールやフォードを所持し、一握りの人がポルシェを、そして極めて少数の人がフェラーリを所持するといった具合です。」
参照:Vrfocus
URL:https://www.vrfocus.com/2016/10/strategy-analytics-forecasts-just-3-of-uk-residents-will-own-a-vr-headset-this-year/
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