アメリカ、オークランドのVRゲームスタジオSteel Wool Studioが500万ドルのシリーズA資金調達を台湾エレクトロニクスカンパニー、HTCコーポレーションから受けることを発表した。
HTCはスマートフォンやその他のデバイスのクリエーターとして有名だ。
Steel Wool初のVRゲームQuar: Battle for Gate 18の対応機種Viveヘッドセットをリリースした会社でもある。
Steel WoolはPixarやTalltale Gamesなどのハイプロファイル企業のベテラン達で構成されたスタジオで、3Dグラフィック経験豊富なメンバーが揃っている。
公式コメントによれば、今回の投資資金は9月9日にSteamでリリース予定のMars: Odysseyなど、現在進行しているプロジェクトとこれから開始されるプロジェクトのサポートとして使われる予定だ。
Mars: Odyssey
Mars: Odysseyは長年の休眠期間で荒廃し壊れてしまった、Viking, Pathfinder, Spirit, OpportunityといったNASAの火星探査機を修理する、インタラクティブシミュレーションゲームだ。
NASAの路図を再現しているため、実際にこれらの探査機が置かれている場所と正確に同じ位置で探査機は発見することができる。
火星の地面などもNASAの地形マップの情報を元に作られている。
シミュレーションを進めていくことで、その星の探索もすることができる。
コンテンツクリエーターに投資をすることはHTCにとっても珍しいことではないが、これによりライバルであるOculusとの差がまた縮まった。
OculusはOculus Imprint(押印)と呼び名がつくほど、コンテンツをOculus対応として確保することで有名だ。
今回の発表でSteel Wool StudioがOculusの名前を口にしなかったことで、Mars: OdysseyがHTC Viveのみの対応になるかもと予想されているが、同社はこれに関してコメントを控えるとしているため、正確なことはまだわかっていない。
Steel Wool Studios URL: www.steelwoolstudios.com
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/htc-5-million-investment-steel-wool/
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