VRマーケティングプラットフォームを制作しているImmersvがVRで広告を出したほうが宣伝効果が高いことを自社の調査結果をもとに発表した。

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Immersvのプラットフォームでは誰かがVRビデオの中に埋め込まれた特定のアドを見た記録をトラックすることができる。
それを調査した結果、ゲイズスルーレート(gaze-through-rate(GTR))と呼ばれる、広告がクリックされた割合のクリックスルーレート(CTR)のVR版がImmersvのプラットフォームでは30%だったことがわかった。
Innovid 2016 Global Video Benchmarksによれば、CTRがモバイルでは1%、パソコンでは0.4%なので、VRでのアドの方が効果が高いこととなる。

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また、Immersvは、VRは1000個のビデオ広告につき、12のインストールを成立させているとも述べている。
モバイルでは0.5、デスクトップでは0.2だ。

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そして、Immersvのビデオでは80%以上がビデオを最後まで視聴している。
CEOのMihir Shah氏はGamesBeatのインタビューでこの調査は自社調査だということを認めており。
「私自身も驚いています。このような数字の変化は今まで見たことがありません。
これらの広告は新しいものですが、モバイルアプリやFacebookなどの広告で活躍しているTapjoyやRock Youなどでもこのような数字は見たことがないです。」
「VRはデジタル時代でももっとも効率的なプラットフォームだと思われます。
このまま高いレートをモバイルより出し続けていれば、VR次世代プラットフォームとして基盤を作れるかもしれません。」とコメントしている。
Immersvでは80.6%のVRビデオ広告が最後まで視聴されていて、これは広告のタイプや発信元などをランダムにして変わらぬ結果だった。
モバイルでの結果が66.2%で、パソコンが77.9%と、今まで広告業界を席巻してきたモバイルとデスクトップにも、特にマーケティング的に違うところはないのに、上回る結果となった。
現在Immersvは新たにモバイルVR広告の調査を行っている。
参照元サイト名:uploadvr
URL: http://uploadvr.com/data-ads-engaging-vr/
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