Mastercard、虹彩認証システムを使用したARショッピングコンテンツを発表！

MastercardがMasterpassとモバイル虹彩認識システムを使ったARショッピングコンテンツを発表した。

ARグラスを使用し、デジタルでプロダクトとそれに関する情報を見ながらショッピングをすることができる。

ショッピングの支払いはMastercardのデジタルペイメントサービスシステム、MasterpassとQualcomm Technologiesの虹彩認証テクノロジーを使い、スマートグラスを外さすスムーズに行ることが可能だ。

リリース日などの細かいことはまだ発表されていない。

概要

mastercard

MastercardのARショッピングコンテンツはQualcomm TechnologiesとODG（Osterhout Design Group）とのパートナーシップで開発され、ハイクオリティなARとセキュリティ万全なショッピング体験ができる。

コンテンツはR-9スマートグラスなどのARデバイス対応で、モバイルプラットフォームなどでリリースされるかどうかはまだわかっていない。

ARでのショッピングはよりリアルなバーチャルで効率的に買い物をすることができる。

このARコンテンツでは、プロダクトのデジタルビューが購入前に見れるだけではなく、プロダクトの詳細や、店舗では見ることのできないオプション、おすすめ情報など、プロダクトに関する情報をAR独自の感覚で知れるようになっている。

欲しいものが決まったら、Qualcomm Technologiesの虹彩認識を使ったMasterpassシステムを使ってアイテム購入の支払いを済ませ、ショッピングは完了だ。

Masterpassの使い方はMasterpassサポートのウォレットからカードをセレクトし、スクリーン上に現れるMasterpassボタンをセレクトするだけで、支払いが完了する。

オーダーが完了したら、その後ストアから商品が搬送される。

Mastercard、ODG、Qualcomm Technologiesはこのプロトタイプテクノロジーを、インストアショッピング体験をより快適で効率的なものにし、ショッピングに関するコンテンツと情報を一緒に提供することでセールスを増やすための新しい方法として、開発を進めている。

●　Mastercardは、ユーザーが指紋、顔、音声認証など自分の身体的特徴を使って支払いが行えるモバイル認証システムを使用した、デジタルペイメントサービス、Masterpassを提供している。

●　ODGはARショッピングコンテンツを開発しているエキスパートで、受賞歴もある、ワイドフィールド・オブ・ビューが特徴の虹彩トラッキングカメラ内蔵、R-9スマートグラスなどを開発している。

●　Qualcomm TechnologiesはSnapdragon XR SDKと虹彩認証テクノロジーを利用したShapdragon 835 モバイルプラットフォームをARグラスなどに提供し、最先端のショッピング体験を支えている。

このARコンテンツは現在デモバージョンがラスベガスで行われているイベント、Money2020で公開されているが、実際のリリース情報などはまだ決まっていない。

Mastercardがプレスリリースで公開している動画では、女性がARグラスを使ってショッピングを行う様子が映されており、コンテンツを使用するにはODGが開発するR-9スマートグラスなどのARデバイスが必要になることがわかる。

ARグラスをつけると、服がかけられているハンガーラックとバッグとシューズの棚がバーチャルでお店のようにあらわれる。

さらに、視線を使って操作し、バーチャルの服やバッグをセレクトすると、近くにディスプレイされているバーチャルマネキンに着せられ、着用したときの様子やコーディネートなどを購入するまえにゆっくり選ぶことができるようになっているようだ。

ディスプレイされる服と小物はスカートやワンピースなどとカテゴリーで変えられる。

購入する商品が決まったらその商品をカートに入れチェックアウトを選択、虹彩認証テクノロジーを使ってARグラスを外すことなくスムーズかつ簡単に、セキュリティ保護されているMasterpassシステムを使用して、アイテムの購入が可能だ。

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