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ARで人体を学べる!「人体の不思議展」のスピンオフ展示会がシリコンバレーで開催中




カルフォルニアにある科学技術の学習施設「The Tech」は2017年10月15日から、人体についてARで再現された3Dモデルなどを通じて学べる「BODY WORLDS DECODED」を開催している。


この展示会は、世界的に有名な人体展示「Body Worlds」のスピンオフとして企画されている。「Body Worlds」は日本では「人体の不思議展」という名前で開催されており、聞き覚えのある人も多いだろう。


樹脂加工を施された死体標本を、AR機能搭載端末で通して見ることで、拡大縮小はもちろん、臓器や骨など人体内部の構造も観察可能となる。来訪者が人体を理解する上で大きな手助けとなるだろう。


「The Tech」とは?






The Techは科学技術についてインタラクティブに学ぶことができる施設で、カルフォルニアのサンノゼにある。


年間50万人の来場者を誇るという人気のミュージアム。2015年にはアメリカで顕著な功績を残したミュージアムに贈られる「National Medal for Museum and Library Service」を授与されており、現在アメリカの有名なミュージアムの1つとして周知されている。


「BODY WORLDS DECODED」の他にも、現在、AIやロボット倫理について考えを深めることのできる「Social Robots」や、センサーキットを装着して自身の体をデータ化できる「Body Metrics」といった体験型展示会が開催中だ。


「BODY WORLDS DECODED」について


プラスティネーション化された死体標本を展示


現在世界中の博物館がAR・VRをはじめとする先端情報技術を導入することで、来訪者が展示内容をより理解できるように、またテーマについて深く考えることのできるような取り組みを始めている。


今回の「BODY WORLDS DECODED」も、そうした試みの1つだ。


「人体の不思議展」を訪れた経験のある人ならばお分かりになると思うが、スピンオフ展示会である「BODY WORLDS DECODED」にもプラスティネーション化(=合成樹脂を活用した保存方法)された人間の死体標本が展示されている。標本は直立不動の状態ではなく、ジャンプしているものや、体を捻ってポーズを取っているものなど、様々なパターンが存在する。標本でありながら人間の生き生きとした姿が再現されている点が特徴だ。


加えて「BODY WORLDS DECODED」においては、ARを使って更に標本を詳しく観察することができるようにしているのだ。


参考URL:

Venture Beat, The Tech


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