テクノロジーカンパニー、Nokiaがプロフェッショナルグレードの360°VRカメラ「OZO CAMERA」と関連ソフトウェア「OZO Creator」「OZO Live」の新機能デモンストレーションをIBCで行うことを発表した。
概要
NokiaはVRクリエーターのためのOZOのマルチプラットフォームツール、OZO CreatorとLiveを6月に発表したばかりだ。
今回OZO Liveに新しい新機能が加わる予定で、その新機能についてのデモンストレーションがIBCでは披露される予定だ。
OZO Liveの新機能:
- ● スペーシャルオーディオ・ミクシング:オーディオソースのポジションを3D空間の中で設置することができ、よりサウンドスケープを作り出すことができる。DanteとALSAサウンドカードをサポート。
- ● 片目ずつの4Kステレオ:4Kが両目で別れるのではなく、片目ずつフル4K画質が映し出される。
- ● マルチモード・モニタリング:すべてのOZO Liveデバイスを同じネットワークで管理でき、シングルページからステッチングできる。従来のマルチカメラセットアップのようにOZOデバイスを活用できる。
IBC 2017は今月9月14日から19日まで、アムステルダムで開催される。
IBCの詳細はこちらから:https://show.ibc.org/(英語)
OZO CAMERA
OZO CAMERAはプロ向けに作られた360°VRカメラで、妥協のないクオリティと卓絶したコントロールでVRクリエーターはより効率的にハイクオリティのVRコンテンツが制作できる。
シンプルで効率的なデザイン:
重さ4.2 kg、コンパクトなシングルボディデザインで、ドローンに装着する、またはエベレスト登頂など、さまざまなシチュエーションに持ち運びできる。
最高クラスのイメージクオリティ:
レンズは8個搭載、グローバルシャッター、195°視野で片目ずつ4Kのステレオスコーピック360°イメージを撮影
OZO Creatorと使うことで最新テクノロジーのプロセシングがイメージクオリティを格段に向上する。
リアルなサウンド:
マイクロフォンも8個搭載し、全ての角度からフルスペーシャルオーディオをレコーディングし、ヘッドセット用に構成する。
OZO Audioを含む、複数のフォーマットへのアウトプットが可能。
機能性が約束されたフォーム:
OZOのデザインは賞も受賞しており、クーリングシステムで信頼性の高い撮影が可能だ。
シンプルで簡単なセットアップ:
インテグレーテッド500GBメモリーカートリッジとバッテリーで、数分で撮影準備が完了し、セットアップにかかる時間も短縮できる。
コントロール:
Windows、Mac、モバイルを使ってセッティングとシューティングをコントロールでき、VRヘッドセットを使えばリアルタイムでのモニタリングが可能だ。
リアルタイムブロードキャスト:
OZO Liveとつながったアウトプットケーブルを使えば、リアルタイムブロードキャスティングなどコンテンツ配信がシングルケーブルで簡単にできる。
OZOは使えば、プロフェッショナルグレードのクオリティとパワフルなコントロール、コストセーブの信頼性で、オーディエンスが今まで見たことないストーリーを実現できる。
価格は$25,000、日本では三友などから550万で発売されている。またNGCから一日30万でレンタルすることも可能だ。
カメラ本体 | ワークステーション | カードリッチ | |
販売価格 | 550万円 | 100万円 | 64万円 |
レンタル(一日) | 30万円 | 20万円 | 1万5千円 |
OZO Creator
OZO CreatorはOZO CAMERA付属のイメージプロセシング・ポストプロダクションソフトウェアだ。
インジェスションから迅速で正確なスティッチング、エンコーディング、またはエディティングワークフローのパワフルなファーストステップとして使用できる。
その他のツールもサポートしておりデプスマップメタデータなどエクスポートしたりなど、他のツールと一緒に使用することも可能だ。
イメージクオリティ:
OZO Creatorの新リデザイン・イメージ・シグナル・プロセッシング(ISP)でOZO CAMERAのRAWデータをより鮮明、クリーンでナチュラルに変換する。
豊富な選択肢:
Nuke、Adobe Premiere、Pro Tools、OZOフォーマットなどをサポートし、ポストプロダクションをOZO Creatorだけで完了させることも、追加のソフトウェアに変換させることも、両方可能で、自由に撮影した動画の編集ができる。
OZO Live
OZO Liveはリアルタイム3D 360°スティッチング、スペーシャルオーディオミクシング、モノスコーピックとステレオスコーピックビデオアウトプットができ、ブロードキャストブースとして使えるユーザーインターフェースだ。
ブロードキャストワークフロー:
OZO Liveを使えば、Samsung Gear VR、OculusRift、HTC Vive、YouTube、Facebookなどの360°ビデオプラットフォームにダイレクトにリアルタイムブロードキャストが行える。
参照元URL: https://ozo.nokia.com/ozo_en/ozo-professional-vr-camera/, https://ozo.nokia.com/ozo_en/get-ozo, https://ozo.nokia.com/vr/ozo-creator-virtual-reality-software/, https://ozo.nokia.com/vr/ozo-live-virtual-reality/, https://networks.nokia.com/jp/news/2016/20161222
Copyright ©2017 VR Inside All Rights Reserved.