カラフルな粒子の波とふれ合うVR体験「Chroma Lab」が登場

コントローラーを用いて約10万個のカラフルな粒子の波と触れ合うことができるバーチャル体験アプリ「Chroma Lab」が登場した。

「Chroma Lab」は没入感とインタラクションを重視したVR体験で、ゲーム的な要素はないもののVRの魅力を味わえるタイトルだ。

HTC ViveとOculus Riftに対応しており、じきにOculus Storeでもリリース予定。現在はSteamにてダウンロードできる。

概要

現在Steamでダウンロードできる「Chroma Lab」では、何百〜何千という数の粒子がバーチャル空間の中で波を描く世界の中を、ユーザーはコントローラーを用いて粒子の波と触れ合うことができる。

「Chroma Lab」を開発したSean Tann氏は電子工学を専攻しており、彼によると本プロジェクトは2016年1月から開発を始め、大学の授業の空き間を利用して開発したとのこと。

本作はVRをはじめて体験する人にもオススメできるタイトルで、Steamに記載されている本作のベータテストに関わった人のレビューとして、「あっという間に1時間が過ぎた」と語っており、シンプルながらも没入感の高い世界を楽しむことができる。

Tann氏は本作を「動く粒子の砂場」と形容しており、彼によると本作のバーチャル空間には10万個以上もの粒子がリフレッシュレート180Hzで生成することができるが、これだけのパフォーマンスを発揮するにはカスタムGPUを用いたエンジンを使用する必要がある。

そうして生み出されるのは美しくサイケデリックな映像であり、生成される粒子の波はBGMに応じて変化する。

「Chroma Lab」は低スペックでの環境でも高精細なビジュアルを生成することが可能で、Tann氏によると、4年前にリリースされたGPUであるAMD R9 290を使用した際、約1,600万個の粒子の波をリフレッシュレート60Hzで生成できるとのこと。

今日のほとんどのゲーミングPCに搭載されているGPUを用いれば、これよりもずっと高品質な粒子の波を体験することが可能だ。

本作はゲームよりも体験性や没入性を重視したコンテンツで、コントローラー操作によって粒子の波と触れ合うことができる。

具体的には粒子を拾い上げたり、押したり引いたり、爆発を起こしたり、撃ったりペイントすることができる。

場面や設定のロード、セーブも可能で、プレイのスタート時に利用できるプリセットもいくつか用意されている。

粒子の波の動きを設定によって制御することも可能で、ルームスケールで立ったまま、もしくは座ったままプレイすることが可能。

本作のサウンドはほぼ全ての音楽プレイヤーで動作するが、Bluetooth接続するヘッドフォンを使用する場合、音が出ない可能性もある。

「Chroma Lab」は今後もアップデートを追加していく予定とのことで、ゲームをプレイできる機能や、ダウンロードコンテンツを追加する予定とのこと。

「Chroma Lab」の動作に必要なスペックは以下の通り。

OS	Windows 7, 8, 10
プロセッサー	最近リリースされたデュアルコアのCPUでも可だが、クアッドコアのCPUのほうがオススメ
メモリー	4 GB RAM
グラフィック	AMD R9 280 / Nvidia GTX 970,
DirectX	Version 11
ストレージ	500 MB 利用可能
追記事項	ヘッドセットとコントローラーが必要

『Rez Infinite』はPlaystation 4対応ゲームであり、2001年に発売されたPlayStation 2対応の『Rez』をリマスターしたシューティングゲームだ。

本作はコンセプトに「シナスタジア（共感覚）」を掲げており、つまり音楽や映像、リズム、ハプティクス（触覚）などの様々な感覚を融合した体験を生み出すことを目指しており、これは2001年に登場した初代「Rez」から変わることなく受け継がれている。

先日、「Rez Infinite」はPC版に対応し、HTC Vive、Oculus Riftでのプレイが可能になった。

また、スマートフォンVRでのプレイにも対応する予定であり、プラットフォームはGoogle Daydreamを予定している。

バーチャル空間で登山を体験できる「The Climb」は、大自然のリアルな描写が特徴のOculus Rift対応ゲームだ。

本作はOculus Storeにおいて最も売れたゲームとしても知られており、VRの特性を活かした非常に美しいゲームだ。

わずか8ヶ月という短い期間で開発されたタイトルだが、本作はOculus Riftを購入したばかりのユーザーや、VRゲームをはじめて体験する人にオススメのデモタイトルとしても適している。

参照元：Road to VR

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