バーチャルリアリティー(以下VR)技術を用いたファッションVRサービスを手がける株式会社Psychic VR Lab(本社:東京都新宿区、代表取締役:山口征浩)は、すべてのクリエイターがクラウド上でVR空間を制作、配信をすることを可能にするプラットフォーム 『 STYLY 』のパブリックβ版を8月4日にリリースすることを発表した。
すべての機能が無料で利用可能だという。
また、今後取り込み可能なアプリケーション及び、対応端末の拡充を順次行い、様々なクリエイターが空間を用いたプレゼンテーションを行えるように機能拡張を行ってゆく予定だということだ。
STYLY:http://suite.styly.cc/
STYLYについて
『STYLY』はWebブラウザのみで稼働するVR制作、配信クラウドサービスであるということだ。
Mac、Windowsに対応し、VR対応ではない普及型パソコンでも稼働するという。
またSTYLY で制作、配信した作品をVRで閲覧するアプリケーションの配信も開始するということだ。
(まずはHTC Vive対応版を専用サイトで配布開始。今後SteamやOculus Store にて配信予定)
これまで同社は、VRを使った店舗施策として伊勢丹、PARCOと数多くの展示を行ってきたのであるがこれはすべてSTYLYを使って製作されたものであったという。
そして、2017年3月に米国オースティンで開催されたSXSW2017にてプライベートβ版を公開し、現在500人の先行ユーザに利用してもらっているということだ。
そして先行ユーザのユーザコミュニティにて機能改善要望を収集し機能改善を行ってきたとのことである。
また、スタートアップ支援プログラムMicrosoft BizSpark Plusに採択され、日本マイクロソフト株式会社の支援のもとAzureクラウドを用いた高品質なサービスを提供しているということだ。
STYLY の機能について
1.Webブラウザのみで稼働するクラウドサービス
STYLY はWebブラウザのみで稼働するため、アプリケーションや拡張機能のダウンロードの必要がなく、MacでもWindowsでも稼働するということだ。
PCのスペックも一般的な普及型PCでの利用を想定しており、多くのPCユーザがVR空間の制作を作成することが可能となるという。
2.様々なクリエイティブツールと連携
MAYA, Blenderなどの定番3DソフトやYouTube, Instagramといったサービスをプログラミングの必要なく取り込むことが可能となっており、多くのクリエイターがすぐにVR空間構築して活用可能であるということだ。
対応ソフトやサービスは順次拡大してゆく予定であるという。
3.様々なデバイスに対応、特別な処理を必要とせず、即時配信可能。
STYLYは製作している空間を、閲覧用VRアプリケーションを使ってほぼリアルタイムに空間にアクセスし閲覧することがが可能だということだ。
VR空間のデータはストリーミング配信し、ユーザのストレスをを極力排除するという。
閲覧用VRアプリケーションは、HTC Vive版よりリリースし、今後Oculus Rift版, Daydream版, Gear VR版等、様々なデバイス対応版をリリース予定であるということである。
クリエイターはデバイスを気にせず空間の制作が可能ということだ。
STYLYは今後、様々なクリエイティブツールとの連携を展開し、すべてのクリエイターにVR,MRの構築が可能となるプラットフォームへと発展させて行くとのことだ。
同社は、教育機関用に特別プランも用意しているとのことで、興味を持った人はぜひ問い合わせしてほしい、としている。
また、対応サービス、ソフト、デバイスについては順次発表していくとのことである。
関連URL:STYLY http://suite.styly.cc/
会社概要
社名:株式会社Psychic VR Lab
本店所在地:〒160-0022 東京都新宿区新宿 1-34-2 MORIAURA 2F
代表取締役:山口征浩
設立:2016年5月19日
ウェブサイト:http://psychic-vr-lab.com/
参照元:株式会社Psychic VR Labの発表
「株式会社Psychic VR Lab」に関する過去の記事
株式会社 Psychic VR Labと 、ファッションレーベル chlomaは、ヘッドマウントディスプレイを装着することが当たり前になる未来を想定し、HMD装着者のためのコレクションを制作したと発表したことを報じた記事。
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