今週(7月21日~7月27日)、掲載されたアプリレビュー記事をまとめて紹介する「VRアプリレビュー一気読み!」
今週は全5作品を一挙にご紹介します。
各レビューの詳細が気になる方は、タイトルもしくは”詳細はコチラ”をクリックして記事をチェックしてください。
VR Insideプレイレビュー
VR Insideプレイレビューは、編集部が注目の作品を実際にプレイし、プレイヤー視点で魅力を伝えるレビュー記事。
チェス、トランプに、遊戯王!?VR対応のなんでもありボードゲーム「Tabletop Simulator」の魅力に迫る!
シミュレーションゲームというジャンルは「シムシティ」や、「シムズ」など、昔から多くのタイトルが存在しますが、最近では物理演算の質が高まったおかげでユニークなタイトルも登場しています。
例えば、外科医になりきってプレイできる「Surgeon Simulator」はエッジの利いた物理演算で何でもありのオペを楽しめたり、バグったヤギになりきって遊べる「Goat Simulator」は物理演算のバグったヤギになって人の住まう町で暴れたり吹き飛ばしたりできます。
物理演算の精度が上がったおかげで、グラフィックなどがチープでも物体が柔らかいのか、固いのか、重いのか軽いのかがゲーム内でつかんだり投げたりするだけですぐ認識できるようになったのです。
コンテンツバンクレビュー
コンテンツバンクレビューは、ContentBankで、ビジネス視点でアプリの特徴・改善点などを紹介するレビュー記事。
Crystal Rift〜 VRで昔ながらの3Dダンジョンを探索。レトロRPGを模したVRアドベンチャー
VIVE/Oculus/PSVR 総合評価:C
Crystal Rift(クリスタルリフト)は、地下迷宮(ダンジョン)を走破していくレトロRPG風のホラーアドベンチャー。PS VRに対応し、価格は987円。
ダンジョンマスター(Dungeon Master)やアイ・オブ・ザ・ビホルダー(Eye of the Beholder)にインスピレーションを受けたとのことだが、日本的に言うなれば「Wizardry」「女神転生」「キングスフィールド」などの3Dの迷宮を模したホラーアドベンチャーであり、レトロゲーマーにはチープなグラフィックも、懐かしさをもって迎えられるだろう。
特にオープニングもなく、ぶっきらぼうにダンジョンのど真ん中に放り出される感覚は、「これ!これだよ!」と懐古主義者の優越に浸ることができた。
方向転換はコントローラーで行い、ヘッドマウントディスプレイでは基本的には視点移動のみを行う(ほうが快適だし酔わない)。
Windlands〜浮遊感に足がすくむ!爽快感しかない空中ワイヤーアクション
VIVE/Oculus/PSVR 総合評価:A
Windlands(ウィンランズ)は、一言で言うとワイヤーフックを使用し、空中を疾走しながら一人称視点で進んでゆくVRアクション。Oculus Rift、HTC VIVE、PlayStation VR(PSVR)に対応。価格は2160円。
プレイヤーはまるで、「ゼルダの伝説」のフックショット、あるいは大ヒットしたコミック「進撃の巨人」の立体機動装置(ワイヤーを射ち、アンカーを突き立て空中移動を可能とする技術のこと)を再現するとしたらこのゲームの)を使うかのようにジャンプとフックを使い、空中に浮遊する古代遺跡を探索し、クリスタルを集めていく。
とにかく本作の特徴はジャンプとワイヤーアクションで飛びまわれる魅力だ。モンスターもボスキャラも美少女もいない、ただ遺跡を飛び回るというゲーム性に何も不満を感じない。シンプルで美しい。
Preta: Vendetta Rising ~pay to winな課金方針に不評が続出!ゲームバランスの調整がいち早く必要なRPGゲーム
VIVE 総合評価:D
「Preta: Vendetta Rising」は、三人称視点で様々なキャラクターを操作して育成したりモンスターと戦ったりできるRPGのゲーム。
操作はxboxのパッドを利用し、モーションコントローラーは使わない。
体感性は、三人称視点でカメラ移動や早すぎる暗転など、違和感を感じやすい部分が多く、没入感を損なってしまっている。
これには、VRでのプレイ時には一人称でも遊べるようにしたり、キャラクターがユーザーの視点操作にリアクションをするようなインタラクションがあれば没入感が出るだけなく体感価値としてもポジティブなポイントになりうる。
Heroes Never Die ~ ゲーム内のインタラクションを増やすことで楽しみが広がりそうなVRFPS
VIVE 総合評価:D
『Heroes Never Die』はホラーテイストを残しつつも中世騎士の世界観で、銃や剣、弓矢を駆使して戦うVRFPS。もともとは三人称視点の非VRゲームだったのをVR対応の際にFPSで楽しむことも出来るよう調整したようだ。
ステージは前のステージをクリアすることでアンロックされていくようになっていて、キャラクターは最初から三人のキャラクターから選択できるようになっている。
体感性は、やや狭すぎる視野角や若干のトラッキングのズレ、グラフィックなど細かい粗が目立つ点を差し置いても、ロード画面の暗転に関しては没入感を損なうだけでなく目の疲れを感じるレベルであったので調整すればVRコンテンツとしての品質が上がり、評価を上げることが出来るだろう。
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