CM制作を中核とした映像プロダクションである太陽企画株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:岩井健二、以下太陽企画)は、HoloLensを使用したMR(Mixed Reality:複合現実)コンテンツ「HOLOBUILDER™」を、VR/AR/MRの新しい表現や体験の研究開発を行う株式会社ホロラボと協働で制作したことを発表した。
MRコンテンツ「HOLOBUILDER™」について
両者は、今年1月にMicrosoftから発売されたばかりのHoloLensを使い、企画半月・制作期間1ヶ月で、MRとエンターテインメントを融合したコンテンツとして、日本でいち早くリリースを遂げた。
■「HOLOBUILDER™ 」PV
https://www.youtube.com/watch?v=oXE5XmOVAWI
コンテンツ東京2017で発表した「HOLOBUILDER™」は、初めてHoloLensを体験する人でも簡単に楽しめるように、固有のジェスチャーによる操作を省き、MRの特徴(空間認識・インタラクティブ性)をダイレクトに体験できる設計されている。
プロダクトが描かれた5枚のカードから1枚を選びテーブル上に設置。
HoloLensをかけてスタートのマーカーを見ると、カードから小さな作業員たちが一斉に出現する。
彼らはテーブルにある障害物を認識して、器用に避けながらビル/カメラ/ケーキ/ペットボトル/船をあっという間に作り上げていく。
カードを持ち上げて見ることも、プロダクトに頭を近づければ実際にビルの中やカメラの中を覗くこともできるということだ。
プロダクトやキャラクターを変えれば、さまざまな業種の商品にマッチし、展示などで体験的に商品の仕組み・構造を可視化することが可能になる。
また、よりエンターテインメントに振った体験型イベントなどでの使用も可能だということだ。
太陽企画社では、今後も新しい技術をいち早く取り入れ、これまで培ってきた映像・CG技術を昇華したデジタルエンターテインメントコンテンツを創出していきたいと考えているということだ。
※ HoloLens(ホロレンズ)
2017年1月にMicrosoft社から発売されたケーブルレスの頭部装着型PC。
MR(Mixed Reality:複合現実)技術を使用し、周囲の現実環境を認識、仮想空間に作用させることができるデバイス。
MRコンテンツ「HOLOBUILDER™」 STAFF CREDIT
企画 演出 : 伊原 亮(太陽企画)
プロデューサー : 大石 暉(太陽企画)
仁科 敬介(太陽企画)
コーディング : 長峰 慶三(Jolly stics)
伊藤 武仙(HoloLab)
上山 晃弘(HoloLab)
キャラモデリング アニメーション :湯山 陽介(CROME)
阿部 えり佳(CROME)
サウンドデザイン: 菊池 陽介(Invisible Designs Lab.)
高木 公知(Invisible Designs Lab.)
太陽企画 会社概要
(コーポレートサイトより引用)
会社名:太陽企画株式会社
所在地:〒105-0004 東京都港区新橋5-21-1
代表者:岩井 健二
創立:昭和43年2月5日
資本金:6,000万円
事業内容:CMを中核とした広告宣伝全般の構成・企画から制作まで。
【ヴィジョン】
前例のない広告表現には、制作フローもありません。
その都度の手探りの積み重ねによって、新しいビジネスモデルが出来あがっていきます。
舞台が整っていないところを舞台とする。
その原動力となっているのは映像制作で培った技術や演出力などの「ものづくり魂」。
私たちは、これからも挑戦し続けます。
VR事業:+Ring
360°全天周映像や大型映像の企画制作を行うデザインスタジオ。
+Ring(リング)は、1986年に発足した太陽企画(株)のCGセクションを基盤に、 CG制作やデジタルコンテンツ制作のノウハウを強みにした専門チームとして、 2014年にオフィス新設、グローバル展開をスタートさせたデザインスタジオ。
コーポレートサイトURL:http://www.taiyokikaku.com
ホロラボ 会社概要
(コーポレートサイトより引用)
会社名:株式会社ホロラボ
英語名:HoloLab Inc.
所在地:〒141-0021 東京都品川区上大崎
資本金: 2,000,000円
設立日:2017年1月18日
コーポレートサイトURL:http://hololab.co.jp/
参照元:太陽企画株式会社の発表
過去の「HoloLens」に関する記事
リアルとバーチャルの融合。MRの可能性を感じるHoloLensの活用事例
マイクロソフトの「HoloLens」の活用事例を紹介した記事。
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