昨今のVRゲームの中では最大級のヒット作である「Raw Data」がコミック化される。
7月20日〜23日にかけて米カリフォルニア州サンディエゴで開催されるサブカルチャーイベント「Comic Con 2017」にて無料配布される予定。
「Raw Data」コミック版とは
概要
「Raw Data」コミック版は、合計で7巻のシリーズ物だ。
ストーリーはゲームのそれに基づいており、陰謀を企む巨大悪徳企業に潜入して重要情報を奪取しようとするハッカー集団のアクションが描かれる。
潜入の過程において、企業を護衛する様々な敵の軍団やロボットと戦いながら任務を進めていくのはゲームと同じストーリーだが、コミック版ではSimon Tellerという、ロボットの同僚を中心にしてストーリーが展開される。
1巻目は「Promotion Material」という題名で発行される予定で、ストーリーを担当したのはNick Bragg氏、彼はアメリカのテレビドラマシリーズ「ハンドレッド」の脚本を担当したことでも知られている。
アートワークはファンタジー映画「ミュータント・タートルズ」を担当したMichael Dialynas氏によるものだ。
「Raw Data」の開発企業であるSurviosの副ライターであるJonathan Callgn氏は、「Raw Data」のコミック化について以下のように語っている。
Comic Con 2017にて配布予定
「Raw Data」のコミックは、米カルフィルニア州サンディエゴで開催されるカルチャーイベント「Comic Con 2017」にて無料で配布される予定。
Comic Con 2017はカリフォルニア州サンディエゴ・コンベンションセンターで開催されるが、同会場の近くにあるOmni Hotel内にSurviosのブースが出展されており、そこで入手することができる。
本作は世界的にファンを得ているタイトルなので、電子書籍や他のメディアでの公開が望まれるが、今のところ予定はないようだ。
Comic Conとは
Comic Conはサンディエゴ発祥のサブカルチャーイベントで、漫画やゲームなどに関する様々なブースが出展される。
今年からはVR/ARコンテンツの導入も始まり、映画「ブレードランナー2049」をテーマにしたVR体験や、「X-MEN」をスピンオフしたテレビドラマ「レギオン」をテーマにしたAR体験も出展される。
日本では「コミコン」と呼ばれる本イベントは、サンディエゴ以外にも世界各地で展開しており、ニューヨークやフランス、日本でも「東京コミコン」が開催されている。
「Raw Data」とは
概要
「Raw Data」とはOculusRift、HTC Vive対応のVRアクションゲームで、発売後1ヶ月で100万ドル(約1億円)もの売上を達成したヒット作だ。
銃、もしくは剣でロボットを殲滅していく一人称視点の3Dアクションで、2271年の「ネオ新宿」を舞台に、刀と銃、2つの武器を使いこなすキャラクターを選び、巨大企業「エデン」の秘密を暴くレジスタンスとなって、「エデン・タワー」と呼ばれる施設に侵入し、防衛ロボと戦う。
詳細
「Raw Data」の大きな特徴として操作性の高さを挙げることができ、ルームスケールのトラッキング機能を活用して没入感を高めるゲームデザインがなされている。
たとえば銃をリロードする際は両手のコントローラーを使用して、マガジンをポケットから抜き出して銃に差し込む動作を体を動かして行う。
背中に差した刀のサヤから刀を抜くときの動作は、忍者が実際にそうするように、背中に手を伸ばして抜き取るジェスチャーによって抜刀ができる。
快適なゲームプレイをするためには慣れが必要かもしれないし、体力を要するゲームプレイであるが、いったんこれらの操作に慣れてしまえばこれまでに体験したことのない新感覚のゲームプレイができる。
現在はオンライン協力プレイも可能で、国内、海外問わず様々なプレイヤーとプレイすることも可能。
「Raw Data」はSteamからダウンロード可能で、価格は3,980円(7月17日現在、Steamではセールが行われており、3,184円で購入可能)
システム要件
プレイにあたって必要スペックは以下の通り。(推奨環境)
OS | Windows 10 |
---|---|
プロセッサー | Intel i7-4770 |
メモリ | 16 GB RAM |
グラフィック | NVIDIA GeForce GTX 980 Ti |
DirectX | Version 12 |
ネットワーク | ブロードバンドインターネット接続 |
ストレージ | 10 GB 利用可能 |
参照元:VRFocus
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