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NikeはARによってインタラクティブな購買体験を切り拓く


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ゲームをはじめ様々な領域で使い道が見出されるAR、その可能性は広まるばかりだ。


一つの興味深い例として、先日Nikeが新作スニーカーをリリースしたが、面白いのはその購買方法であり、ARアプリを通してゲーム的な感覚で購入する、というものだ。


Nikeの公式アプリであるSNKRSに搭載されたAR機能は、従来の購買体験にどんな変化をもたらしたのか。


SNKRSアプリがもたらす新しいAR購買体験


Nikeはニューヨークを拠点に活動するシェフであるデイヴィッド・チャン氏とのコラボレーションによって、新作スニーカーNike SB Dunk High Pro “Momofuku”をリリースした。


興味深いのは本作の購買方法であり、このスニーカーを手に入れたいと思う人はWebサイトの購入ボタンを押すのではなく、デイヴィッド・チャンが経営するレストランに直接足を運ぶ必要がある。


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購入する機会をアンロック


Nikeはデイヴィッド・チャン氏とのコラボスニーカーをリリースするにあたって、単にスニーカーを売るだけではなく、購買という行為をよりインタラクティブな体験にするとした。


具体的には同社がリリースするスマホアプリ”SNKRS”にAR機能を実装し、ユーザーはチャン氏が経営するレストランのメニューにカメラを向けるとMomofukuを購入できる機能がアンロックされる、というもの。


勿論、Momofukuが欲しい人は必ずしも彼のレストランまで足を運ぶ必要はなく、Nikeによると、オンラインで表示されたメニューのコピーをカメラにかざすだけでも同じ機能を使うことが可能で、またMomofukuをテーマにしたSNKRSの特別ポスターを用いても同様の機能が使用できるとのこと。


体験化する購買


Momofukuに限らず、他の限定スニーカーもアンロックによる購買体験が出来るようになると見られており、こうした取り組みはビルボード、TVコマーシャル、もしくはポスターなどの物理媒体などがもたらす広告効果の可能性を多分に示唆し、現在はファッションに利用されている機能が、今後はディスカウントのアンロックに使用されるなど様々な用途が見出せそうだ。


インターネットの発達によって、ほとんどすべてのものをワンクリックで購入することが可能な時代だからこそ、あえて手間暇をかけることによって得られるこだわりや思い出、ストーリーなどから価値が生まれることを、Nikeは今回のコラボレーションにおいて形にした。


様々な用途が見出されるARの可能性


ARは様々な領域に応用できる技術であり、多様な使い道があるが、特徴的なものをいくつか挙げてみる。


AR x コスメ


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ARをコスメティックに応用する分野で人気のアプリがMakeupPlusであり、これはスマホで撮影したセルフィーにAR技術によって化粧効果を施すことによって、見栄えのいいセルフィーの撮影を可能にするアプリ。


AR化粧アプリ、MakeupPlusに新機能「COUNTER」が追加


Snapchatやインスタグラムにセルフィーを投稿する機会が多い女性にとっては特にニーズのあるアプリで、現在は実際に販売されている化粧品をARで「試着」することが可能で、気に入ったものが見つかればワンタップで購入することもできる。


AR x ドローン


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現在、一般に普及しているARのプラットフォームはスマホとタブレットが中心だが、将来的にはスマートグラスやARヘッドセットが大きく普及されると見られており、それらの使い道の1つとしてドローンの操縦がある。


スマートグラスでドローンをAR操縦ーDrone Prix AR 


Drone Prix ARではDJI社製のドローンのカメラ映像をエプソンのARスマートグラスBT-300によってAR表示することが可能で、ユーザーは上空に3D表示されたドローン専用コースでレースをすることが出来、遠隔にいるパイロット同士でも機体をアバター表示できるため、「ソーシャルARドローンレース」をプレイすることができる。


AR x 客室乗務


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ニュージーランド航空は客室乗務員の業務にARを取り入れる研究を進めており、Microsoft HoloLens使用するこの取り組みでは乗務員はデバイスを装着し、搭乗している乗客に関するデータをARでリアルタイムに把握することが可能になる。


ニュージーランド航空、MRデバイス「HoloLens」を使った機内サービスの未来を研究中


例えば、乗客の氏名やアレルギー記録、搭乗記録、また表情認識技術によって接客している乗客が現在どんな感情を抱いているかまでもがデータ化され、これによって接客のクオリティの質を上げることが出来る、というもの。


ARには様々な使用用途があり、その可能性はVRよりも大きなものかもしれない。


現在、MicrosoftやGoogle、AppleやFacebookなど主要企業が挙ってARハードウェアの開発に取り組んでいる現在、ARソフトウェアの発展も指数関数的に発展することが予測され、今後も目が離せない領域である。


参照元:VRFocus


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