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VRが野球を変える!ファンと選手が使うVR


VRでスタジアムに立つ


野球は世界中で人気のあるスポーツの一つだ。同時に、野球はVRを積極的に取り入れているスポーツの一つでもある。


VRデバイスを持っている野球ファンはメジャーリーグの試合をVR中継で応援したり、お気に入りの試合を好きなアングルから繰り返し視聴したりといったことが可能だ。


また、VRを使ったシミュレーションやバーチャルなトレーニングを取り入れる野球選手・チームも出てきている。


将来は、野球と切り離せない技術としてVRがあって当たり前の関係になるかもしれない。


VRで野球を視聴



試合のVR配信


スポーツとVRの関係として真っ先に思いつくのは、360度映像で試合を観戦できるサービスだろう。野球以外にも、バスケットボールやフットボールの試合を360度映像で中継・配信する試みが行われている。


これまでにも試験的に試合の映像が配信されることはあったものの、長期に渡って継続することが前提のサービスはなかった。期間が長いものは、今月の初めに発表されたIntelとMLBの契約が初めてだ。


このパートナーシップは少なくとも3年間に渡って続く予定となっており、毎週1試合がVRでライブ配信される。まずは週に1試合だけだが、これにはデータ容量などの問題が絡んでいるのではないかと思われる。


360度のVR映像は一般的な2D映像に比べて多くのデータ容量を必要とするため、中継には相応のコストがかかってしまう。回線品質の向上や動画圧縮コーデックの進化によってこの点は解消されていくはずだ。


データと野球


IntelのTrue VRアプリを使えば360度映像でメジャーリーグの試合を見ることができるが、単にVRデバイスを使って野球を楽しみたいだけならばMLBのAt Bat VRアプリを使う方法もある。


At Bat VRは、野球のスコアや選手ごとの統計情報をVRでチェックできるアプリだ。表示される動画はVR映像ではなく普通の映像を引き伸ばしたものだが、周囲に選手の情報や配球の情報を表示できるのが特徴となっている。


チームや選手のデータを見ながら、ああでもないこうでもないと楽しむのも、野球を見るスタイルの一つだ。


VRで試合に備える


バッターボックスに入るシミュレーション


VRを野球に利用しているのは、ファンだけではない。彼らがVR映像で視聴する試合に登場する選手たちも、VR技術を活用し始めている。


試合に備える


東北楽天ゴールデンイーグルスは、昨シーズンからNTTデータの開発したVRコーチングシステムを試験的に導入している。


楽天の今江敏晃は、このシミュレーションで様々なタイプのピッチャーと対戦する準備ができるとコメントしている。VRによって選手の自信が高まり、多様な状況に対応できるようになるという。


アメリカではMLBのタンパベイ・レイズがこうしたシミュレーションを取り入れている。VRであれば、相手チームのピッチャーに合わせて調整をすることが可能になる。


トレーニングツールとしてのVR


VRを使ったトレーニングならば、広いスペースは必要ない。この特徴のおかげで、寒い時期に暖かい場所でキャンプを行ったり、広い室内球場を借りたりする資金のない選手・チームでも一年を通して練習ができる。


プロ選手のような環境を利用できないスポーツ少年の才能を伸ばすために、VRが役に立つかもしれない。


また、好みの状況を自由に作り出すことができるというVRの利点が輝くのは試合直前の調整時だけではない。VRを基本のトレーニングに使うことも可能だ。


オランダの野球クラブが昨年から使い始めたVRツールは、打撃、投球、守備、細かなテクニックやチームプレーを学ぶことができる。


このツールでは、自分自身のスイングを様々な角度から分析することが可能だ。2Dのビデオで録画する場合と異なり、周囲を回って改善点を確認することができる。


もちろん、VRを使ったトレーニングでは学べないこともある。VRトレーニングは実際の練習に取って代わるものではないが、自由に環境をコントロールできることが最大の利点だ。


全く同じコースに同じボールを投げ続けるのはプロのピッチャーやピッチングマシンでも不可能だが、VRならば可能となる。苦手な球種をひたすら練習することもできる。


スイングの軌跡をすぐに表示して比較できるのも、VRならではの特徴だ。


リアルな体験がモチベーションに繋がる?


VRでのトレーニングには、通常の練習にはない長所がある。


そのうちの一つが、まるで試合のようなリアルな環境を作り出せることだ。


スポーツの試合は楽しいが、練習を楽しむのは難しい。特に子供たちの場合には、「繰り返しの練習は面倒だ、早く試合をしたい」と思ってしまいがちだ。


だが、VRを使えば本当の試合さながらのリアルな環境を再現してその中での練習が可能だ。


ピッチングマシンが投げる120キロと、VR空間で相手選手が投げる120キロでは、後者の方がより迫力を感じられる。試合でヒットを飛ばすためには、相手の気迫に負けることなく後者が打てるようにならなくてはならない。


 


スポーツにおけるVRの利用法としてまず期待されるのは360度映像での試合配信だが、最近では選手がシミュレーションやトレーニングにVR技術を活用する例も増えてきている。


VRを使ったトレーニングは、フォームの改善や難しい場面での判断力を鍛えることなどに効果があるようだ。


技術の発展によって実力を付けた選手が増えれば、さらに面白い試合が多くなるだろう。


 


参照元サイト名:Multi Briefs: Exclusive

URL:http://exclusive.multibriefs.com/content/virtual-reality-a-hit-for-fans-players-alike/science-technology


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