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話題のVR旋盤シミュレーター「Lathe Safety Simulator」プレイレビュー


シミュレーションゲームの歴史は長く、町の市長となり、町おこしからタワーの建設、果ては税金の設定まで細かくチョイスし、町を運営する「シムシティ」シリーズや、将棋の様に戦艦や軍隊を動かして進めるウォーシミュレーターなど様々なジャンルやテイストの作品が存在する。


近年では、グラフィックの進化も相まってシミュレーションの幅も広がり、その題材も農業やヤギになりきるヤギシミュレーション、手術シミュレーションまでユニークなシミュレーションゲームが多くリリースされている。


VRゲームにおいては、インディーゲームディペロッパー「Owlchemy Labs」がリリースした「job simulator」が大ヒットを飛ばし、数々の賞を獲得するだけでなく、その功績が認められてか、インターネット大手のGoogleが「Owlchemy Labs」を買収したのも記憶に新しいですね。


VRの登場でさらに細かくシミュレーションできるようになった、このジャンルでまた、新しいユニークな題材のものが登場し、話題になりました。


今回はそんなユニークで新しいシミュレーションゲーム「Lathe Safety Simulator」をプレイし、紹介したいと思います。


「Lathe Safety Simulator」とは?



「Lathe Safety Simulator」は、インディー開発者 Michael Callaghan氏を中心としたチームで制作された旋盤の操作体験を通じて、旋盤機の安全な使用方法を学ぶことのできる旋盤シミュレーションです。


プレイヤーは正しい手順で安全に旋盤を使うことが目的で、回転式の普通旋盤と呼ばれる所謂オーソドックスな旋盤機での切削加工を体験することが出来ます。


全くの初心者でも安心のチュートリアル設計


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本作は、これから旋盤を始めようとする人に向けて作られた教育向けのソフトというよりは、全くの素人の方でも旋盤体験をすることが出来るシミュレーターという印象を強く受けました。


わかりやすく言うと、教則向けのガチシミュレーションVRゲームというよりはゲーム風のエンタメシミュレーターという感じです。


そのため、誰でもわかりやすく簡単にプレイできるように宙に浮くドローンのようなアンドロイドのアシスタントが常に付き添い、指示を出してくれます。


お節介焼きの彼は、間違った手順で旋盤機操作を始めているプレイヤーにしつこいぐらい「コーション!」「コーション!」とテキストトゥスピーク風なおもしろかわいい電子ボイスで注意を促してくれます。


この辺は人気作「Job Simulator」にも似ていてユニークて面白い要素だなと感じました。


五つのゲームモードで順序だてて旋盤機の使用方法を学べる。


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本作には、五つのゲームモードが用意されていて、順序だてて、旋盤機の使い方を学ぶことが出来ます。


旋盤の概要を学び、旋盤の安全性や安全な使用方法を学び、実際に自由に旋盤機を稼働させ旋盤し、掃除の方法を学びます。


そして4つのモードをこなし、使い方をマスターしたらミッションモードで、表示された設計図通りの旋盤を行っていくミッションモードをプレイすることが出来ます。


このように順序だててチュートリアルの様に旋盤機の使い方を覚えられるので初心者に安心です。


扱い方を間違えると危険な工業機械の安全使用のためにVRが役立つ可能性。


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プレイして感じたのは、非常にリアルで精工に作られたシミュレーターなので、公式には、正規に技術者を養成するためのVRではないとしていますが、旋盤機の基本的な使い方を学び、安全に使う方法、そして考えられる危険を学ぶには十分だと感じました。


以前の記事で紹介した、JAFの360度動画の様に今後様々な場面で遭遇し得る危険なシチュエーションをVRで前もって体験することで、危機回避をスムーズに行うシミュレーターが多く増えるのではないでしょうか?


VRの正確なトラッキングや通常のテレビ画面越しに見る映像よりも距離感が近い映像体験は、古くから人を救ってきた予知夢のように、偶発的にではなく確実に人を救うツールになりえるのではないでしょうか?


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扱いやすい便利な道具というのは、扱いを間違えると怪我や最悪の場合、死を招く事故になりえるものが多いので、本作の様なシミュレーターが増え、工業や産業の様なニッチな危険だけでなく、日常生活の危険を回避するのにも役立つ未来はそう遠くないのかもしれませんね。


VRがもたらす新しいコンピューティングはGoogleやFacebookなどの巨大企業も注目しています。コンピューティングのイノベーションがなされた未来で、パソコンやガラケーからスマホになったように、スマホがVRに移り変わったら私たちの未来はどのように変わっていくのか楽しみですね。



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