忙しいあなたのために、昨日(5月16日)の人気記事TOP5をまとめて、ご紹介する「昨日のVRニュース一気読み!」
昨日、一番読まれた記事は”Appleによるコーニングへの投資はARグラス開発への布石か?”でした。AppleがARデバイスの開発を行っているという噂が飛び交っているので、やはり多くの方が注目しているということでしょう。
ニュースの詳細が気になる方は、タイトルをクリックして記事をチェックしてください。
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1位:Appleによるコーニングへの投資はARグラス開発への布石か?
ARとVR、特にAR技術に興味を持っていると噂されているApple。
まだ確かな情報はないものの、ARやVRに関連する複数の技術で特許を取得しており、メガネブランドのCarl Zeissと協力してARグラスを開発しているとも言われている。
Appleが行ったコーニングへの投資は、単なる利益を目当てにした投資ではないかもしれない。同社が開発するARグラスに必要となるレンズのための資金とも考えられる。
コーニング(Corning)は、アメリカに本拠地のある世界最大級のガラス製品メーカーだ。1851年の創業と歴史は長いが、現在はIT分野との繋がりが深い企業となっている。
同社のガラス製品は液晶ディスプレイや製薬メーカーの使うガラスチューブ、光ファイバーなどに使われている。一般の消費者にとって馴染み深いのはスマートフォンやタブレットのタッチパネルだろうか。
耐久性に優れたゴリラガラス(Gorilla Glass)は、多くのメーカーに採用されている。コーニングは知らなくても、ゴリラガラスという名前を聞いたことがあるユーザは多いのではないだろうか。
2位:VRが現実並の解像度を獲得するには20年かかる?
現実と区別ができないようなバーチャルリアリティを実現するために、VR技術が解決しなくてはならない問題はいくつもある。そのうちの一つが解像度の問題だ。
人間の目は高い解像度まで見分けることができるため、現在のVRデバイスが提供する解像度では騙すことができない。「解像度が高くてきれいな映像だ」と思わせることはできても、現実と誤解させるところまでは届いていないのだ。
しかし数十年後には、あるいはそれよりも早く現実と見分けの付かないVRが実現するかもしれない。解像度だけに関して言えば、グラフィックス性能と処理技術の進歩がそれを可能にしてくれそうだ。
3位:ZeniMaxとFacebookの争いがサムスンにも拡大する
ZeniMax MediaがFacebookに買収されたOculusを訴えていることは、今年の初めから伝えている通りだ。Oculusに対する訴えでは、Facebook側が5億ドルの賠償を命じられる結果となっている。
ZeniMaxはFacebookだけでなく、Oculusの技術を使ってGear VRを開発したサムスンに対しても正式に訴えを起こした。
今年に入って毎月のように報じられている、FacebookとZeniMaxの対立。関係が複雑になってきているので、一度流れを整理しておこう。
4位:SnapのARグラスはこの四半期に63,000台しか売れていない
AR技術の進歩によって、かつてGoogleが失敗したスマートグラスの分野に再び光が当たっている。
Snapchatが販売するサングラス「Spectacles」にはカメラが搭載されており、着用者の見ている場面を動画や静止画でそのまま残すことが可能だ。プライバシーの問題で排斥されてしまったGoogle Glassの教訓を受けて、撮影時に点灯するライトも装備されている。
だが、その売れ行きは好調と言えない状態のようだ。SnapchatはSpectaclesの販売台数を明らかにしていないが、同社の発表した2016年第4四半期と2017年第1四半期の売上から販売台数が推定されている。
5位:Oculus Research、新テクノロジー「フォーカルサーフェイスディスプレイ」に関するリサーチを発表!
Oculus Researchが7月30日から8月3日までロサンゼルスで行われるSIGGRAPHカンファレンスで新ディスプレイテクノロジー「フォーカルサーフェイスディスプレイ」に関するリサーチを公開することを発表した。
このリサーチではVRでのイメージクオリティと焦点深度を向上し、よりナチュラルなビジュアルを実現することができる「フォーカルサーフェイスディスプレイ」と呼ばれるテクノロジーについてのものだ。
* 焦点深度は写真のピントが合っているように見えるフィルム面の位置の(前後)範囲のことであり、被写界深度は写真のピントが合っているように見える領域の広さのことである。
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