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集音マイクを壁に当てるコンクリートマイクとは

2016.05.12 12:00
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集音マイクで壁から伝わった振動を検知するのがコンクリートマイク。集音マイクで検知した振動を増幅して音声化するため、コンクリートマイクを使えば隣の部屋の声が聞こえるのです。コンクリートマイクには入門機と高級機がありますが、集音マイクに違いはあるのでしょうか?

集音マイクを壁に当て隣の音を聞く

円柱状の集音マイクを壁に当て、隣室の音を聞くのがコンクリートマイク。音声は壁に当たると、振動が壁に伝わります。それを集音マイク拾い上げて増幅し、音声化して聞ける装置です。
コンクリートのように密度のある壁は、厚くても音の振動を伝えやすく、マンションでも断熱材が入っていない鉄筋の柱に集音マイクを当てると、隣室の声が聞こえます。ホテルやアパートなどの薄い壁は、問題になりません。
本来、コンクリートマイクは情報収集機。悪意を持って使うと“検知不能な盗聴器”になってしまうのです。そんなコンクリートマイクには高級機と入門機が存在しています。はたして、どんな違いがあるのでしょう?

集音マイクとしての能力に差はない

じつはコンクリートマイクとして、隣室の音を集める集音マイクとしての能力に決定的な差はありません。違いは集めた音を聞きやすくできるかです。
入門機は、集音マイクの音がそのまますべてが聞こえてくるダイレクト設計。一方、高級機は集音マイクの音からノイズを低減してアンプで強調した上で、音域を強調して目的の音を浮かび上がらせます。
高級機のコンクリートマイクは音源が壁に近いのか遠いのか、テレビの音があるのかなど、千差万別の状況から音量と音域の調整でベストな音をピックアップできるのです。この情報は『ラジオライフ』2016年5月号に掲載されていました。
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