NHK受信契約は、
NHKのテレビ放送が受信できる機器を設置したら結ばなければならないと法律で決められています。とはいえ、
NHKが各家庭を巡り、本当にテレビがあるかどうかを確認することは難しいのが実状です。しかし、ある手続きを行ってしまうと
NHKにテレビを設置したことがバレることになり、受信契約を結ばざるをえなくなるのです。
NHKにB-CASカードでテレビがバレる?
NHKが新規に受信契約を取り付ける方法は、これまで
NHK自身が持つ契約者情報をもとに、リストアップされていない家庭などを訪問するという方法が中心でした。この方法は事業者向けには効果的で、
NHKのスタッフが訪問しテレビの設置を確認。その後、テレビが設置されていれば事業者へ受信契約を求めることができます。
しかし、一般家庭の場合は
NHKがテレビの設置を確認することは困難です。これは、
NHK側の訪問スタッフが一般家庭の室内へ無断で上がり込み、テレビの有無をチェックできないため。仮にスタッフがそのような行為に及んだ場合、住居侵入罪となってしまいます。
また、B-CASカードの情報から
NHKへテレビを設置したことがバレることを心配する人がいますが、B-CASカードは自動的に視聴者側の情報が伝わない仕組み。かつて、B-CASカードにユーザー登録制度があり、登録情報が
NHK側に伝わる仕組みもあったものの、2011年3月末にB-CASカードの登録制度は廃止されました。
NHKにテレビがバレるメッセージ消去
しかし、現在も
NHK側にテレビを設置したことがバレるパターンが存在します。その1つは、
NHKのBS放送に表示されるメッセージの消去をWebサイトから行うというものです。これは、Webサイトからメッセージ消去手続きを行う際に、B-CASカードやACASチップの番号と住所・氏名の入力が必要なためです。
このケースの場合、BS放送のメッセージ消去自体はすぐ行われるものの、後日
NHK側のスタッフが衛星契約を結ぶために訪問してきます。さらに、メッセージ消去を依頼したこと自体が
NHKのBS放送が視聴可能な証拠となるため、
NHKとの受信契約を断りづらい状況となってしまうのです。
なお、BS放送のメッセージ消去を
NHKへ電話連絡で行う場合、オペレーターが最初に受信契約の有無を確認したうえでメッセージ消去の手続きを行います。そのため、受信契約の確認段階で手続きを中止することで、
NHK側へ住所・氏名などを伝えず済むことになります。
また、
NHKのBS放送のメッセージ消去は「追っかけ再生」することで消すことも可能です。安易に
NHKのBSメッセージの消去鉄絵月をWebサイトから行わないように注意しましょう。 【関連リンク】
\ この記事をシェア /