ガソリンを安く給油する裏ワザとして「コストコで給油」というテクニックがしばしば取り上げられます。実際、コストコに併設されたガソリンスタンドの価格は安く、うまく活用すればガソリン代を大幅に節約できます。とはいえ、
ガソリン価格は地域差が大きいため、場所によってはコストコを利用してもそれほどお得にならないのです。
コストコのガソリンが安い理由とは
ガソリンをなるべく安く給油する方法として、よく紹介されるのがディスカウントストアチェーン「
コストコ」で給油するというテクニックがあります。
コストコでは一部店舗にガソリンスタンドを併設し、格安価格でガソリンや軽油を販売しているのです。
コストコの特徴は有料会員制を採用していることで、会員にならないと店舗自体へ入店できません。ガソリンスタンドは店舗の外にあるため入ることはできるものの、
コストコ会員カードを提示しないと給油が行えないため、やはり会員専用となっています。
コストコの
ガソリン価格が安い理由は、ガソリンスタンド単体で儲けようとしていない点にあります。コストコの店舗はいずれも郊外に立地し、各商品のボリュームも大きくマイカーで訪れ一度に大量購入するとお得なシステムです。そのため、ガソリンスタンドの併設はマイカー客向けの会員サービスという側面があるのです。
ガソリンスタンド併設のコストコは現在20店舗あり、いずれも全国最安値クラスの
ガソリン価格で販売が行われています。しかし、コストコのガソリンスタンドがお得になるかどうかは、周辺の
ガソリン価格により変わってくるのです。
コストコのガソリンが安いかを確認
例えば、千葉県のコストコ千葉ニュータウン倉庫店の2022年11月下旬の
ガソリン価格はレギュラーで1リットル147円でした。ところが、千葉ニュータウン周辺の
ガソリン価格は全国的に見ても割安で、レギュラーなら1リットル140円台の価格を提示するガソリンスタンドも複数あり、コストコの
ガソリン価格ははそれほど安いとはいえません。
一方、静岡県のコストコ浜松倉庫店では、11月下旬の
ガソリン価格はレギュラーで1リットル146円でした。一方、周辺のガソリンスタンドはレギュラーで1リットル160円を超える店舗が多く、コストコで給油するメリットが大きいといえます。
コストコの年会費は一番安い「ゴールドスターメンバー」で年4840円です。そのため、周辺のガソリンスタンドとの価格差が1リットル15円の場合、年間330リットル給油すると
コストコ年会費の元が取れる計算。満タンで6~7回の給油が目安です。
コストコはiOS・Android向けのアプリを無料で公開しており、非会員でもアプリ上から各店舗の
ガソリン価格をチェック可能。そのため、コストコアプリで価格を確認のうえ、よく利用するガソリンスタンドより大幅に安い場合であれば、ガソリン給油のみの目的でコストコ会員になっても十分お得になる可能性があるのです。
【関連リンク】
\ この記事をシェア /