ETC助成金で「ETC2.0」に乗り換えると損をする

国と高速道路会社では、現在高速道路のETC専用化に向けてさまざまな動きを行っています。そのひとつが、6月まで全国的に実施されるETC車載器購入助成キャンペーンです。このETC助成金を機会にETC2.0を利用しようと考えている人もいるでしょう。しかし、新車時で購入するパターンを除くと、ETC2.0は助成金の応募ハードルが高いのでした。
ETC助成金は車載器がない車が対象
NEXCO3社と本四高速・首都高速・阪神高速が2022年1月27日からスタートした「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2022」は、6月30日までの期間、ETC車載器を新規購入・セットアップを行った車両に対し、車載器本体価格に最大1万円の助成を行うというものです。
今回のキャンペーンは、これまでETC車載器が取り付けられていない自動車に、キャンペーン取扱店舗でETC車載器の購入・セットアップを同時に行うことが応募条件。そのため、ETC車載器をETC2.0車載器へ買い換える場合は助成対象にはなりません。
ただし、中古車を購入した場合については、過去にETC車載器のセットアップ履歴があるケースでも、購入時点でETC車載器が搭載されていなければ助成対象。そこで、中古車ディーラーにETC車載器を外して販売してもらい、その後にETC2.0車載器を取り付けてETC助成金を受けるといった方法は考えられるところです。
とはいえ、中古車にETC2.0車載器をセットアップするためにはハードルがいくつかあります。まず、ETC2.0の特徴でもある「最大1000km分の道路交通情報がわかる」というメリットは、カーナビ連動型でないと使いこなすことができない点です。
ETC助成金でETC2.0にして得なケース
ETC2.0では、高速道路の本線上やSA・PAに設置された無線通信装置「ITSスポット」からETC2.0車載器に向け渋滞・通行止などの交通情報を提供しています。しかし、この情報をドライバーが生かすためには、カーナビとETC2.0車載器が連動する必要があるのです。
カーナビ連動型のETC2.0車載器を使うためには、パナソニック製のカーナビであれば同社製のものといった具合に組み合わせが限られてきます。とくに、純正カーナビが取り付けられた自動車の一部では純正オプションしかETC2.0車載器の選択肢がないため、結果的に高く付いてしまうのです。
カーナビ連動は必要なく、圏央道や東海環状道路のETC2.0割引に活用したいということであれば、カーナビ非連動型のETC2.0車載器も市販はされています。とはいえ、カー用品店にETC2.0車載器の在庫は少ないのが実状。だからといって通販で購入してセットアップすると、今回のETC助成金キャンペーン対象外です。
このため「ETC/ETC2.0車載器購入助成キャンペーン2022」を機会にETC2.0車載器を購入してお得になるのは、新車時にセットで購入する、あるいはカー用品店でカーナビと同時購入しセットアップまで行うといった場面に限られるといえます。
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