首都高速の一部出入口のETC専用化が3月から始まりますが、NEXCO3社ではすでにETC専用のIC「
スマートIC」を全国100か所以上に設置しています。
スマートICは現金利用時の通行券が発行できないため、ETCなしで入ろうとすると
スマートICのゲートで立ち往生することに…。このような場合、どのように対応すればよいのでしょうか。
スマートICは全国に145か所設置済み
NEXCO3社が各地で設置を進める「
スマートIC」は、出入りがETC利用に限定されたICです。通常のICと異なり、
スマートICはETCレーンをノンストップで通過することができず、出入りの際にゲート前で一旦停止する必要があります。
通常のETCレーンには、通行する自動車をノンストップで通過させるためのセンサーが多数設置されています。一方、
スマートICでは自動車を一旦停止させることでセンサー数を減らして設置コストを削減。ETCレーンも短くて済むため、設置スペースに限りがあるSA・PAにも導入可能です。
2021年12月現在、
スマートICは全国に145か所設置されていますが、SA・PA併設型が93か所と圧倒的に多く、SA・PA以外への設置は52か所にとどまります。とはいえ、2019年以降はSA・PA以外へ設置された
スマートICの方が上回っています。
ETCカードを忘れてスマートICに侵入
ETC専用の
スマートICでは、現金利用時に必要な通行券の発券ができません。そのため、ETCカードをうっかり自宅に忘れて
スマートICに進入した場合、そのままではICのゲートを開く手段がなく、困ったことになります。こうしたケースでは、どのように対処すればよいのでしょう。
じつは、
スマートICへの誤進入については、構造によりいくつかの対処パターンがあります。まず、設置スペースに余裕がある
スマートICには、通常のICと同様に誤進入などに備えたUターン用のスペースが確保されています。この場合はゲートにあるインターホンで係員を呼び出し、その指示に従いUターンします。
一方、入口のみで出口がなくUターン用のスペースがない
スマートICに誤進入したケースでは、バックで一般道へ戻ることになります。この場合も、インターホンで係員を呼び出して、その指示に従ってバックを行います。
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