茨城県小美玉市にある「百里基地」には、F-2A/B装備の第3飛行隊が配備され、首都圏で戦闘機が見られる唯一の基地として人気があります。2010年に茨城空港が開港し、滑走路が増設され2本の平行滑走路になりました。自衛隊機が主に使用するのは東側の03R/21Lです。初めての人におすすめの撮影スポットは、茨城空港にある茨城空港公園です。

百里基地の離陸は戦闘機が急旋回する

百里基地に隣接する茨城空港公園には駐車場に加えトイレもあり、撮影や受信をじっくり楽しめます。百里基地のエプロンも見渡せるので、航空機の動向もよく分かります。

北門ポイントは高い脚立(5段は欲しい)が必要ですが、滑走路21Lが目の前なので、滑走路への出入が撮影可能です。滑走路21Lからの離陸は、百里基地の狭い空域から出ないように(成田国際空港が近くにあるため)、左に急旋回します。ここを狙うと、F-2A/Bの背中を撮影できるのです。

アラハン前ポイントも人気で、西側のポイントは午後になると順光に。午前中に順光となるのは、滑走路21のエンドの東側にあるコンビニ付近と、滑走路03Rの自販機前ポイントです。

百里基地の戦闘機が使用する周波数

百里基地の所属機が訓練を実施するのは、鹿島灘から福島県沖に設定されているEエリアです。

ここへ向かう際の管制は「百里GND」(275.800MHz)でクリアランスをもらってタキシング。「百里TWR」(323.800MHz)で離陸許可を得て、「百里DEP」(362.300MHz)でEエリアに向かう流れです。進入管制区を出る頃には、「百里DEP」との交信を終了し、GCIにハンドオフされます。

このEエリアから基地に帰投する際は、チャンネル5の「百里RDR」(305.700MHz)にコンタクト。フィールドVMCであれば、程なくして「百里TWR」(323.800MHz)へ移管されますが、IMCの場合やGCA訓練の場合には、「百里GCA」に移っていくのです。

また、F-2A/BにはILSを搭載している機体も増えたため、滑走路03Rで着陸する場合は、GCAではなく、ILSアプローチを行うことも。その際にも「百里GCA」とコンタクトして、機体の動きをチェックする態勢を取ります。

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情報提供元 : ラジオライフ
記事名:「 首都圏で唯一「戦闘機」が所属する基地はどこ?