先日、NEXCO東日本から東京オリンピック・パラリンピックに関連して「ETC外環道迂回割引」を大会期間中休止すると発表がありました。しかし、ETC外環道迂回割引はマイナーな存在で、どのような割引かを知らない人も多いはず。いったいETC外環道迂回割引はどのような割り引きで、なぜ今回休止されるのかを見ていきましょう。

ETC外環道迂回割引は1JCTだけ迂回

NEXCO東日本がETC限定で行う割引のひとつに、「ETC外環道迂回割引」というものがあります。この割引は、首都高速の都心環状線内各ランプと東京外環道の外側へ放射状に延びる各路線を走行する場合、東京外環道を1JCT間迂回して利用しても通行料金が変わらないという仕組みです。

例えば、首都高速埼玉線をさいたま市方面から都心へ向かうと、中央環状線と分岐する熊野町JCT、板橋JCT周辺で渋滞に巻き込まれることが多くなります。こうした場合、渋滞回避のために美女木JCTで東京外環道へ迂回し、川口JCTから首都高速へ乗り直す…と走行しても同じ通行料金で済むのです。

ETC外環道迂回割引が適用される場合、料金所に表示されたりETC車載器から音声案内される通行料金は通常のままです。しかし、実際に通行料金の請求がクレジットカード会社へ届くまでに精算が行われ、基本的にはNEXCO東日本の通行料金を割り引き、足りない部分は首都高速料金から割り引きすることになっています。

ETC外環道迂回割引が休止される理由

ETC外環道迂回割引の対象になる放射路線は、関越道・首都高速埼玉線・東北道・常磐道・京葉道路・東関道です。このうち、関越道に関しては首都高速と接続がなく、東京外環道を美女木JCTまで走行するルートが標準のため、さらに川口JCTまで東京外環道を走行したケースを1JCT分の迂回とカウントします。

最近の首都高速は中央環状線やその内側に接続することも多く、ETC外環道迂回割引はその渋滞回避のために使うとお得なものです。しかし、NEXCO東日本は東京オリンピック・パラリンピックの開催期間とその前後にあたる2021年7月19日~8月9日・8月24日~9月5日までETC外環道迂回割引を休止すると発表しました。

東京オリンピック・パラリンピック開催期間中、首都高速はさまざまな交通規制を行うほか、日中の通行量を減らすため自家用の乗用車・軽乗用車・二輪車の通行料金を一律1000円アップするなどの対策も実施されます。ETC外環道迂回割引は都心部発着向けの割引のため、休止されることはやむをえないといえるでしょう。

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情報提供元 : ラジオライフ
記事名:「 大会期間中は休止「ETC外環道迂回割引」とは?