受信用のUSBチューナーと受信ソフトを使えば、PCが受信機に早変わり。これが「
PC受信」です。
PC受信で受信ソフトとUSBチューナーのセットアップが完了したら、最後はアンテナの接続になります。じつは
PC受信を成功させるには、電波をキャッチするアンテナの性能が重要。
PC受信のためのアンテナ設置方法を見ていきましょう。
PC受信は別途購入するアンテナが重要
PC受信のための受信ソフト「SDR#」とUSBチューナーのセットアップが完了したら、アンテナの設置です。飛び交う電波をキャッチするアンテナは、重要な役割を果たします。
今回の
PC受信で使用しているRTL-SDR V3の基板には、チューナーIC「R820T2」が使われています。実はこれ、
PC受信のブームを作った、USBデジタルテレビチューナーに使われていたICです。
型番は「R820T」から、精度を高めた「R820T2」に進化しているのですが、回路構成の基本は同じ。10kW以上の出力で飛んでくるテレビの電波と、50W以下で送信されるエアーバンドでは、受信レベルが違います。
RTL-SDR V3は受信向けにチューニングされてはいますが、感度は
受信機には及びません。
このため、
PC受信を成功させるには、電波をキャッチするアンテナの性能が重要。RTL-SDR V3には、ハンディ受信機のように付属アンテナは同梱されていないので、アンテナメーカーの製品を別途購入しなければなりません。
PC受信のアンテナはベランダに出す
アンテナは長いほど高性能になりますが、固定型の
アンテナは取り付け強度も必要で、設置場所が限られます。なので、軽量で設置場所の自由度が高いハンディ機用のエアーバンド専用
アンテナをオススメします。
PC受信のアンテナは、電波をキャッチしやすい窓ぎわや、ベランダなどの外に出すのがベスト。その際はアンテナとUSBチューナーを、同軸ケーブルでつないで延長して下さい。
アンテナを立てる際のベースになる
アンテナ基台には、同軸ケーブルが付いているマグネット基台があるので、これを使うのが簡単で、設置場所の移動もすぐに行えます。
なお、
アンテナは垂直に設置して下さい。エアーバンドの電波は、上下に波打ちながら飛んで来る垂直偏波です。上下の波打ちに合うように、垂直に立っている
アンテナで受信した方が感度が良くなります。
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