北は北海道から南は沖縄県まで、交通系ICカードで乗車できる路線は増え続けています。ところが、交通系ICカードには弱点があり、各カードのエリアをまたいだ乗車では、改札口をそのまま通過することができないのです。それでは、こうした「エリアまたぎ乗車」で交通系ICカードを利用した場合、どのような対応が行われているのでしょうか。

交通系ICカードのトラブルを回避する

交通系ICカードのうち、JR東日本のSuicaなど大手鉄道会社が発行する10種類については「全国相互利用サービス」が行われています。全国相互利用サービス対応の交通系ICカードであれば、他社エリアでも利用可能で、SuicaでJR九州のSUGOCAエリア路線に乗車することも可能です。

しかし、全国相互利用サービスにも不便な点があり、そのひとつが複数エリアにまたがって乗車した場合に出口改札口を通過できないというものです。Suicaの首都圏エリアとPASMOエリア、SUGOCAと福岡市営地下鉄のはやかけん…といったまたぎ乗車OKな例外もありますが、その他は複数エリアにまたがると改札口を通過できません。

交通系ICカードのエリアをまたぐことが事前にわかっているのであれば、紙の乗車券を購入しておくことがトラブル回避の近道。とはいえ、うっかり別エリアまで乗り継いでしまう、あるいは到着駅が交通系ICカード非対応だったといったことも起こりがちです。こうした場合、運賃はどのように精算するのでしょう。

交通系ICカード利用の運賃計算が割高

まず、出発駅と到着駅が別エリアで到着駅が有人駅の場合、有人改札口には交通系ICカード用の精算機が用意されているので、そこで交通系ICカードを職員へ渡し精算ができます。その際、交通系ICカードの残高を利用して精算することもでき、現金がなくても大丈夫です。

一方、出発駅と到着駅が別エリアで到着駅が無人駅の場合は対応が面倒になります。無人駅の場合、簡易型の交通系ICカード改札機が設置されていますが、エリア外からの乗車ではこの改札機が利用できません。このままでは、次回以降、交通系ICカード利用ができないため、一度有人駅へ行き精算する必要があるのです。

到着駅が交通系ICカードエリア外の場合も同様で、新白河駅のように有人かつ交通系ICカードの精算機が用意されている駅であれば交通系ICカードの残高を利用して精算できます。しかし、無人駅の場合はそうはいかないため、列車を降りる際に運転士や車掌から乗車証明を入手したうえで、有人駅で別途精算が必要です。

なお、Suicaエリアで乗車ルートにSuica非対応路線と対応路線の両方が選べる場合、Suica対象路線で乗車したものとして運賃が計算されます。例えば、福島駅~山形駅では奥羽線ルートが一番距離が短く運賃が割安ですが、交通系ICカード利用時の運賃計算では仙台経由が優先され割高になるので要注意です。

【関連リンク】
JRのお得な切符の買い方!分割購入で安くする!!
新幹線自由席は偶数号車に並べば座れる確率アップ
JRのお得な切符ならJR西日本一日乗り放題きっぷ
青春18きっぷで新幹線をあえて使うワープ技とは
誕生日特典でお得な切符「バースデイきっぷ」

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「Suicaを使うと運賃が高くなってしまうケースとは