大阪と兵庫に300km近い路線網を持つ都市高速「阪神高速」は、首都高速と並びETCの利用がほぼ必須の高速路線です。それは、現金で乗ると大半の入口で最高額の1320円を取られるのに対して、ETCであれば距離分の料金で済むためです。さらに、阪神高速にはETC限定で短い距離の「チョイ乗り」で料金が安くなる割引も用意されています。

阪神高速のETC料金は走行距離で決定

都市高速のなかで、首都高速と阪神高速はETC利用時の通行料金が走行距離で決まる仕組みです。阪神高速であれば、走行距離1kmあたり29.52円に加え、1回あたりの利用料金250円をプラス。この合計に消費税分の10%を加え、10円以下を四捨五入した金額が普通車の通行料金となります。

阪神高速でETC料金を計算する際の距離には、実際の走行ルートは関係なく、最も短いルートを使用。例えば、松原線大堀入口→湾岸線浜寺出口は大和川線を通過するルートの17.7kmで計算され、通行料金は普通車850円です。

また、阪神高速のETC料金には上限と下限の設定もあり、普通車の上限は1320円、下限は300円です。なお、現金で阪神高速を利用する場合、入口から行ける最も遠い出口までの通行料金になり、環状線の堂島入口から乗ると、上限の1320円を入口料金所で支払うことになります。

阪神高速に短距離利用で特別ETC割引

さらに、阪神高速には「短距離区間利用割引」という制度もあり、4.3km以下かつ1区間の場合は下限料金が適用されます。この1区間とは、入口から最初の出口までの利用の場合を指し、利用した入口と出口の間に別な入口があった場合も1区間とみなすことになっています。

阪神高速に短距離区間利用割引があるのには、首都高速の通行料金が関係しています。首都高速の場合、1kmあたりの通行料金は29.52円で阪神高速と同じですが、1回あたりの利用料金が150円と割安なのです。そして、首都高速の料金方式で計算すると、消費税込みで300円に達するのがちょうど4.3kmなのです。

首都高速の料金にも上限と下限があり、上限1320円、下限300円と阪神高速と同じです。阪神高速の短距離区間利用割引は、下限料金の適用距離を首都高速並みにするための仕組みといえます。なお、神戸線尼崎東海岸入口~鳴尾浜出口のように、4.3km以下でも1区間でない場合は短距離区間利用割引の適用外なので要注意です。

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情報提供元 : ラジオライフ
記事名:「 阪神高速のETC限定「チョイ乗り割引」は何だ? 」