警察の速度違反の取り締まりはネズミ捕りや追尾式などの「有人式」から、路上に設置されたカメラが自動的に撮影するオービスのような「無人式」までさまざま。可搬式の新型オービスの取り締まりは、警察官が傍らに常駐してはいるものの、キップを切られるのは後日です。警察の速度違反から逃げることは可能なのでしょうか。

ネズミ捕りの速度違反は追跡係が待機

「ネズミ捕り」の速度違反から逃げる方法があるかどうかは、結論からいえば抵抗するのは止めておくべき。ネズミ捕りがどういった警察官を配置して実施しているかを知れば、その答えは一目瞭然です。

ネズミ捕りは「現認係・停止誘導係・記録係・取り調べ係・追跡係」の5班体制で実施。ネズミ捕りでは停止誘導係の制止を振り切って逃げる速度違反車がいることが予想されるため、追跡係を配置するのが通常です。

追跡係は多くの場合、停止誘導係が兼任しています。追跡係として追いかけて捕まえるためにパトカーや白バイを周囲に配置。もちろん、逃走すれば赤色灯を回した白バイやパトカーに追われることになります。

「追尾式」による速度違反は、背後に迫った白黒パトカーや白バイ、はたまた覆面パトカーが点灯する赤色灯で気付くケースがほとんど。交通機動隊や高速隊のパトカーは、通常の警らパトカーよりもハイパワーモデルを採用しています。逃げることはほぼ不可能でしょう。

オービスの速度違反は呼び出し通知

「オービス」による速度違反の取り締まりは、現場では測定と撮影だけ。ナンバーから判明したクルマの持ち主へ呼び出しの通知が届きます。違反者(たいていは所有者自身)を警察署へ呼び出して違反キップを切るスタイルです。

オービスで撮影された写真には、違反車とされるクルマの全体がやや斜めから写っています。写真はモノクロですが、ナンバーも車内もきれいに撮影。年月日、写真番号、制限速度、測定値などのデータが焼き付けられているのです。

このため、本人が否定したとしても写真を元に違反者を特定して逮捕することもあります。多くの場合、逮捕を臭わせた郵便や電話が何度もあり、違反者は仕方なく警察へ出頭するようです。

可搬式の「新型オービス」による速度違反は、基本的には無人式のオービスと同じ。その場で違反キップを切るスペースが不要であるため、設置場所を自由に決められる点が最大の特徴です。やはり写真にはナンバーも車内もきれいに撮影されているため、言い逃れはできません。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「ネズミ捕りの速度違反から逃れる方法はあるか?