この4月には外出制限のせいでほぼゼロになった都心の渋滞ですが、夏以降は徐々にクルマの数も増え、首都高速をはじめとする首都圏の高速道路では以前のように渋滞が目立つようになっています。そして、首都高速とその外側を結ぶ外環道には、ETC限定で遠回りして走っても高速料金が同じになる仕組みが用意されているのです。

外環道迂回走行割引を渋滞回避に活用

東名高速などNEXCO3社の高速道路と違って「首都高速」には、ETC向けの割引サービスは多くありません。かつては首都高速にも深夜割引が存在しましたが、現在はありません。また、均一料金時代は回数券も販売していましたが、距離別料金へ移行すると同時にこれも廃止されてしまいました。

そうした首都高速で、現在行われている数少ないETC割引のひとつが「外環道迂回走行割引」です。この割引は、首都高速の都心部と外環道の外側路線を連続走行する場合、外環道を迂回した走行をしても放射路線を走行した通行料金と同じになるというもので、渋滞回避に活用できます。

例えば、東北道方面から首都高速・銀座ランプへ向かう際の、川口線小菅JCT周辺と向島線箱崎JCTは有数の渋滞ポイント。渋滞区間が長いケースでは、川口JCTから一旦外環道へ迂回。そのうえで美女木JCTから首都高速板橋線へ乗り直した方が所要時間が短いということがあります。

外環道迂回走行割引で実質400円割引

この場合、外環道を迂回した走行ルートを通常通り計算すると、川口JCT~銀座ランプの通行料金は普通車1350円。一方、川口線ルートであれば950円で、外環道迂回ルートの通行料金もこちらに合わせることになり、実質400円割引になる計算となります。

外環道迂回走行割引の対象となるのは、都心部側の利用ランプが都心環状線内で、外環道を川口JCT~美女木JCT、川口JCT~三郷JCTのように1JCT間のみ利用した走行です。なお、京葉道路の京葉JCTは、現在のところ外環道の東関道方面とは接続していないため、東関道方面では実質、外環道迂回走行割引を利用できません。

外環道迂回走行割引が威力を発揮するのは、事故渋滞が発生したときです。事故渋滞は、自然渋滞と比べて同じ距離でも時間は長くかかるため、事故現場を回避できれば大幅なスピードアップが期待できます。

ちなみに、現在建設中の外環道東京区間が開通後は、東名高速・中央道も外環道迂回走行割引の対象となる予定です。

【関連リンク】
高速料金が割引になる年会費無料のサービスとは
プリウスの隠しコマンドで整備モードに切り替え
登録しておけば最大50%オフになるETC割引は?
高速が半額以下「ETCコーポレートカード」作り方
高速料金の支払いは後日でも大丈夫だった!?

情報提供元:ラジオライフ
記事名:「首都高渋滞を迂回するとETC割引が適用される?