クルマに乗る人を交通事故から守るってくれるのが「シートベルト」。現行の法律では、運転席・助手席だけなく後部座席に乗る時もシートベルトを着用する義務があります。しかし、一般道に関しては取り締まりが行われないことから、あまり守られていないのが現状。実際のところ、後部座席のシートベルトの着用率はどれくらいなのでしょうか。

後部座席シートベルト着用を毎年調査

シートベルトの歴史は100年以上と古く、後部座席に装備され始めてからでも約50年が経過しています。その一方で、日本の場合、後部座席にあるシートベルトの着用は長年「なるべくした方がよい」という扱いでした。本格的に着用が義務化されたのは2008年からのことです。

とはいうものの、今のところ後部座席のシートベルト着用については高速道路のみが違反の取り締まり対象。一般道では、仮にシートベルトを着用していない自動車を警察官が見つけても、違反キップは切らず注意で済ます扱いになっています。

そして、警察庁とJAF(日本自動車連盟)が毎年共同で行っているのが「シートベルト着用状況全国調査」です。2019年の調査は11月5日から21日にかけて行われました。調査地点は一般道が全国782か所、高速道路が104か所で、一般道・高速道路を合わせ35万9372台について調べています。

後部座席シートベルト着用ワースト県

調査結果を見ると、一般道では後部座席のシートベルト着用率は全国平均で39.2%と5割に満たない低い数字です。一方、違反の取り締まり対象になる高速道路では着用率が上がり74.1%となっています。

この調査では、都道府県別のシートベルト着用率についても発表していて、一般道でも後部座席のシートベルト着用率が最も高いのは群馬県の57.0%。以下、埼玉県54.8%、長野県53.6%、岐阜県53.3%、新潟県51.9%と続き、ここまでが5割以上になります。

逆に、一般道で後部座席シートベルト着用率が最も低かったワースト県は沖縄県で、わずかに9.7%。続いて低いのが宮崎県20.5%、鹿児島県25.8%、大分県26.7%、佐賀県27.9%、長崎県29.6%、この6県が着用率30%以下でした。九州地方8県のうち6県がランクインする結果となってしまいました。

このほか、高速道路での後部座席シートベルト着用率が低いのは、沖縄県49.6%、岡山県50.6%、佐賀県54.4%と続き、ここまでが6割以下です。妊娠、怪我など特別な事情がない限り、警察の取り締まりがあるなしに関係なく後部座席でもシートベルトを着用するようにしましょう。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「高速では違反「後部座席シートベルト」の着用率