「ETC2.0」は料金収受システムだけだったETCと違い、はるかに多い情報を双方向通信できるサービス。とはいえ、ETC2.0対応の車載器を持っていないと使えないため、活用している人は多くありません。そんなETC2.0だけを対象として実施しているのが「圏央道割引」です。ETC2.0を対象とした割引を詳しく見ていきます。

ETC2.0限定で割引が行われる圏央道

2017年に東名高速から東関道までつながった圏央道は、首都圏をバイパスする高速道路としてフル活用されています。その圏央道を走ると気づくのが、昼間から大型トラックの割合が非常に高いことです。

圏央道で大型車の割合が多い理由には、開通後に物流拠点が沿道に増えてきたといった理由もあります。しかし、もっと大きな理由として業務で大型車を利用すると圏央道経由の通行料金が安くなるサービスがあるからです。逆に、通行料金が安いから圏央道沿線に物流拠点が増えたともいえるでしょう。

その鍵が「ETC2.0」にあります。いまのところETC2.0限定の通行料金割引があまりないことから、一般ドライバーは通常のETCで十分という状態です。ところが、数少ないETC2.0限定で割引が行われているのが圏央道割引(新湘南バイパスを含む)と大口割引なのです。

ETC2.0で圏央道が大口割引の対象に

圏央道の茅ヶ崎JCT~久喜白岡JCTと新湘南バイパスは大都市近郊区間のため通行料金が割高です。しかし、ETC2.0を利用した場合、車種に関係なく平日料金は郊外の「普通区間」と同じ料金水準まで割引になります。ちなみに、0~4時の走行に関してはこの割引はなく、ETC深夜割引のみの適用です。

そして、ETC2.0にはもうひとつ、大口ユーザー向けの割引特典があります。通常のETCにも東名高速などNEXCOが指定する高速国道の大口割引がありますが、ETC2.0を利用すると割引率がさらに10%アップ。例えば、月3万円を超えた通行料金分については、通常30%オフのところが40%オフになるのです。

さらに、圏央道については高速国道に入っていないため通常のETCでは大口割引の対象外ですが、ETC2.0に限って大口割引の対象。なお、割引率の基準となる月額利用料金については、高速国道と圏央道は別々に計算する仕組みです。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「唯一「ETC2.0」で高速料金が割引される路線は?