JR東日本の「Suica」と関東の鉄道・バス会社連合の「PASMO」は、交通系ICカードのなかでは珍しく、お互いのサービスエリアを連続して乗車できる仕組みです。首都圏には相互乗り入れ路線も多く、改札を通らずに何社も続けて乗れるSuicaやPASMOは便利ですが、じつは会社をまたぐ乗車には制限もあります。

SuicaとPASMOは連続乗車で相互利用

現在、全国相互利用に対応した交通系ICカードはSuicaをはじめ10種類発行されていて、大手鉄道会社に関してはどれか1枚を所有していれば、北は北海道から南は沖縄県まで利用可能です。チャージの仕組みも共通化されているため、ICOCAエリアでSuicaのチャージを行うこともできます。

一方、交通系ICカードの全国相互利用にはできないこともあり、各サービスのエリアをまたぐ乗車をすると、出口改札機をICカードで通過することができません。また、Suicaには首都圏・新潟・仙台の3エリアが設定されいて、エリア間をまたぐ乗車では駅係員による精算が必要になります。

ただし例外もあり、Suicaの首都圏エリアとPASMOエリアは連続乗車が可能です。これには、JR東日本・東京メトロ間で元々直通列車が運行されていることから、後発のPASMO側がサービス開始当初からSuicaと相互利用できるシステムとして開発されたという経緯が関係しています。

SuicaとPASMOの連続乗車は4社まで

首都圏では昔から会社をまたぐ相互乗り入れ路線が多く、同じSuicaやPASMOで各社を乗り継げることが利便性を高めています。しかし、実はJR東日本を含むSuica・PASMOの会社間乗り継ぎには制限があり、乗り継げる鉄道会社の数が最大「4社」まで。PASMOの利用案内にもはっきりと書かれています。

例えば、東川口駅~新柴又駅を埼玉高速鉄道・東京メトロ南北線・都営地下鉄三田線・都営地下鉄浅草線・京成電鉄本線・北総鉄道北総線といった具合に乗り継ぐと、利用する鉄道会社が5社になり、Suica・PASMOで自動改札口を通過できなくなります。

実際に5社以上をまたいで乗車した場合、改札口にいる係員へ申し出ると、係員が精算機に手作業でひとつひとつ乗車ルートを入力して精算を行うため、Suica・PASMOがまったく利用できないわけではありません。ただし、手作業のため改札口で時間がかかり、Suica・PASMOの便利さがなくなってしまいます。

Suica・PASMOで5社以上を乗り継ぐケースは、最安でも最短でもない乗車ルートがほとんど。さきほど挙げた東川口駅~新柴又駅であればJR武蔵野線・北総鉄道北総線と乗車すれば、時間も運賃も半分以下です。また、仮に5社以上乗り継ぐ場合は、途中で一旦改札を出ることで精算にかかる時間も短縮できます。

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情報提供元:ラジオライフ
記事名:「SuicaとPASMOは連続乗車できる会社数に制限アリ