数あるWeb会議ツールの中で、随一のユーザー数を誇るのが「Zoom」です。Zoomには録画機能が標準搭載されていますが、ホスト以外のメンバーが録画するためには、ホストの許可が必要。また、標準の録画機能では、記録されるのは会議の映像のみで、テキストチャットなどは収められません。
Zoom録画にWindows標準のゲームバー
「Zoom」の録画機能を使うためには、ホストにレコーディングの許可を得る必要があります。ホスト自身が録画する場合でも「REC」表示が出る仕組み。この仕様は、他のWeb会議ツールでもほぼ同じです。
そこで、メンバーにバレずにこっそりWeb会議を録画したいという時に活用したいのが、デスクトップキャプチャツール。Windows10であれば、標準機能であるキャプチャツール「ゲームバー」を使えばOKです。画面を丸ごとキャプチャできるので、会議映像以外も記録でき、もちろんメンバーにもバレません。
「Windowsキー」+「G」で「ゲームバー」は起動。デフォルトではマイク録音がオフなので、マイクボタンを押してONにしておきます。キャプチャボタンをクリックすると録画開始。記録されるのは、アクティブなZoomの画面のみです。
ゲームバーは停止ボタンで録画終了。録画ファイルは「PC」→「ビデオ」→「キャプチャ」にMP4ファイルとして保存されます。
Zoom録画にiPhoneの標準機能を活用
iPhone(iOS10以上)にも、標準で「画面収録」というキャプチャアプリがあります。しかし、このアプリは使用する際に「ピッ」という起動音が鳴る仕様のため、iPhone本体をミュートにしていても、メンバーに起動音が聞こえてしまいます。
具体的な操作は、まずiPhoneの「設定」→「コントロールセンター」→「コントロールをカスタマイズ」をタップ。画面収録の左横にある「+」をタップして、コントロールセンターに画面収録ボタンを追加します。
Zoom会議に参加する前に、コントロールセンターを表示。画面左下にある画面収録ボタンをタップすれば3秒後に録画開始。録画終了時も終了音が鳴るので、相手が退出するまで録画し続けることを忘れずに。録画ファイルは「写真」アプリ内に保存されます。
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