街を飛び交う盗聴波やレジャー施設の無線、はたまた航空無線や防災無線など、おもしろ無線の受信を始めるために必要になるのが受信機です。初心者はまず手軽に持ち運べる
ハンディ受信機から始めるのがよいでしょう。そこで、おもしろ無線を楽しむための
ハンディ受信機の選び方を見ていきます。
ハンディ受信機はテンキーがポイント
おもしろ無線を楽しむための
受信機は、ラジオ放送の周波数帯しか受信できないラジオとは違い、広い周波数帯域を受信できることから「広帯域
受信機」とも呼ばれるもの。そんな広帯域
受信機は世の中に飛び交っている電波を受信して、その通話内容を聞く無線機器で、ハンディ機と固定機に大別されます。
固定機は机の上に置いて使う大型機でベテラン向け。なので、最初は手に持って使うハンディ機から始めましょう。入門機として位置づけられる
ハンディ受信機ですが、基本性能は高級機に迫るものがあります。
また、乾電池で作動する
ハンディ受信機にはアンテナが付属してくるので、買ったその場で使えるのも大きな魅力。他に買い揃える機材が無いのも、ビギナーにはうれしいメリットです。
ハンディ受信機選び最大のポイントは、周波数を入力するテンキーと呼ばれる0~9の数字ボタンの有無。テンキーが省略されたテンキーレスモデルと、テンキーを装備したテンキーモデルの2種類から選ぶことになります。
固定機はハンディ受信機の3倍以上
両モデルの違いは
受信する周波数のセット方法です。テンキーレスモデルはダイヤルを回してセット。テンキーモデルはダイヤル回転にプラスして、テンキーから周波数をダイレクトに入力できます。
周波数入力時の操作性はテンキーモデルの方が上ですが、テンキーレスモデルも作り込まれており、使い慣れてしまえば気にはならないレベル。どちらを選ぶかの決断は、全体のデザインを含め、好みで選んで問題ありません。
テンキーモデルの
ハンディ受信機なら、アルインコの「DJ-X81」が入門機にピッタリ。実勢価格は27,800円です。テンキーレスモデルなら八重洲無線の「VR-160」。実勢価格は24,800円となっています。
ちなみに、最も安い固定機の広帯域受信機はエーオーアール「AR8600 MARK2」の実勢価格は85,000円。
ハンディ受信機の3倍以上という価格設定です。
【関連リンク】
\ この記事をシェア /