アルインコの「DJ-X7」は唯一無二のカード型受信機。実用レベルのイヤホンアンテナを装備しているので、周囲から見ても受信している雰囲気が出ないルックスが重宝されます。空港のデッキだけでなく航空機内での
エアーバンド受信でも活躍。
エアーバンド受信機としてのDJ-X7の魅力を解説します。
エアーバンドでイヤホンアンテナ
カードサイズという今までにないデザインの
受信機がDJ-X7。といっても、SMA型のアンテナ端子に付属のホイップアンテナを付けてしまうと、スタイルとしては普通に
受信機然としてしまいます。
たしかに付属アンテナは、本体に合わせてショートタイプになっているので、携帯性が大きく損なわれるほどではありません。しかし、アンテナを付けて使うのであれば、他に選ぶべき
エアーバンド受信機はたくさんあるでしょう。
DJ-X7が
エアーバンドで真価を発揮するのは、イヤホンアンテナの設定で使用する場合と断言します。イヤホンアンテナはその名の通り、受信音を聞くために接続したイヤホンのケーブルを、アンテナとしても作動させるという機能です。
難しい操作は必要なく、セットモードで
アンテナの設定を外部
アンテナからイヤホン
アンテナに変更するだけ。これだけで付属
アンテナを外して受信できるようになり、まるでカード型ラジオでラジオ放送を聞いているかのように見せかける秘匿受信が可能です。
DJ-X7がエアーバンドで不利な部分
受信機のように見えない=怪しまれる可能性が低いというメリットを活かせば、航空機内での
エアーバンド受信にも使えます。窓側の座席を確保し、窓に近い方の耳にイヤホンを装着すれば、地上移動中なら管制側や近くを移動する航空機の電波も受信可能です。
ただ、周波数を送るメインダイヤルの「カチカチカチ」という音が、他のハンディ機に比べるとけたたましく、離陸を前に緊張感漂う静かな客室内に響き渡っているような気がしてなりません。
この点は周波数の変更が頻繁に行われる
エアーバンドを聞くのに、DJ-X7にテンキーが非搭載なことが不利に働く部分です。なので、メモリーチャンネルに登録しておき、スムーズな周波数変更に対応して下さい。
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